お酒を飲んだ後に「いびき」をかきやすくなる理由と対策方法
公開日:2017/05/27 / 最終更新日:2017/05/27
大人ならではの楽しみの1つでもある「お酒」。毎日の晩酌や、週末の飲み会は欠かせないという方も多いでしょう。しかし、中には「お酒をのんだ後に寝るとイビキをかきやすくなる」よいう悩みを持つ方もいると思います。
イビキをかいてしまうと睡眠の質が下がったり、健康に被害を及ぼすことはもちろん、家族や周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります。イビキが原因でお酒を控えるというのもお酒好きの方にとってはストレスが溜まってしまいますよね。一体なぜ、お酒を飲むとイビキをかいてしまうのでしょうか。
今回は、この気になる「お酒とイビキ」の関係についてご紹介いたします。
お酒を飲むとイビキをかいてしまう理由とは?
・筋肉が弛緩するため
お酒を飲んだで酔っぱらうと、体に力が入らなくなって全身が重くなったように感じることがあります。これはお酒に含まれるアルコールに、筋肉を緩める弛緩作用があるため。
この筋肉の弛緩作用は、体だけでなく顔の筋肉にも影響を及ぼすので、舌やのど周りの筋肉を緩ませて、鼻からのどを繋ぐ上気道を狭くしてしまうのです。上気道が狭くなってしまうと呼吸のたびに空気がぶつかり、のどの粘膜が振動してイビキが生じてしまいます。
・鼻づまりが起きやすくなって口呼吸になるため
アルコールには筋肉の弛緩作用の他に、血行促進の効果もあります。そのためお酒を飲んで血行がよくなると、鼻の血管が膨張して粘膜が張れているような状態になり、鼻づまりが起きやすくなります。鼻がつまった状態になると自然と口呼吸になってしまい、さらに舌が下がって気道が狭くなるため、イビキが出やすくなってしまうのです。
お酒を飲んだ後のイビキを防ぐための方法とは?
・横向きで寝る
お酒を飲んだ後のイビキを防ぐためには、寝るときの体制を横向きにするのがオススメです。体を横向きにして寝ることで、舌が下がるのを防止することができるため、気道が狭くなることも防ぎ、イビキをかきにくくなります。
・お酒の摂取量を減らす
当たり前のことですが、お酒を飲む量を減らすこともイビキを予防のための大切なポイントです。お酒の飲み過ぎは健康や美容にも大きなダメージを与えるため、適量にとどめましょう。
また、ついつい飲み過ぎてしまうという方は、お酒と同時に水も飲むようにするのがオススメです。ビールを一口飲んだら水を一口飲むというよう心がけることで、酔い防止や飲み過ぎを防ぐことにもつながります。
楽しく美味しいお酒ですが、イビキを防ぐためにも節度をもって嗜むことが大切です。一人前の大人として、上手にお酒と付き合っていきましょう。