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夏におすすめ!水風呂の健康効果と入る際の注意点

公開日:2015/08/19 / 最終更新日:2024/04/01

城野 親徳城野 親徳総院長

夏におすすめ!水風呂の健康効果と入る際の注意点

夏の時期は熱いお風呂に浸かることをつい避けたくなってしまいますが、そんな時にお勧めしたいのが「水風呂」です。
水風呂には様々な健康に良い効果があり、それと同時に浸かる際に注意していただきたい点もあります。この機会に水風呂の健康効果と注意点については覚えておいてください。

■水風呂の健康効果

水風呂に入ると以下のような健康効果があるといわれています。

・汗腺を刺激する
肌が冷水に触れることで汗腺が刺激されて肌が引き締まる「リフトアップ効果」が期待できます。

・副腎皮質ホルモンの分泌量を増やす
水で全身に刺激を与えることにより、副腎皮質ホルモンの分泌量が増えるといわれています。副腎皮質ホルモンが多く分泌されるとアレルギー反応の抑制効果が高まるため、アトピー性皮膚炎などの皮膚病を改善する効果が期待できます。

・脂肪を燃焼する
水に浸かって体温が低くなると、体は体温を維持しようとして脂肪の燃焼を始めます。するとカロリー消費されていくため、水風呂はダイエットを有効的にサポートする効果があるとされています。

・体の免疫力アップ
体温が変化することで血管が活発に収縮し、さらに生命を維持しようと内臓の働きが活発になるため、体の免疫力がアップして風邪をひきにくくなります。

■水風呂に入る際の注意点

このように水風呂には様々な効果が期待できるのですが、入る際は、以下の点に注意するようにしましょう。

・水を冷やしすぎない
水が冷たすぎるとかえって健康を損ねてしまう場合があります。季節によっても変わってきますが、水風呂の温度は17~23℃くらいにしておきましょう。

・心臓に強い刺激を与えない
心臓がある胸の部分に急に冷水をつけるのは負担が大きいため危険です。まずは水風呂に入る前に手や足の先に水をかけるようにして、入る時も足から少しずつ入って、ゆっくり浸かるようにしましょう。

・長時間は浸からないように
水風呂に長時間入っていると体が芯から冷えてしまうため逆効果となってしまいます。そのため水風呂に浸かる時間は、5~10分程度にしておきましょう。

今回は、水風呂の健康効果と注意点について紹介させていただきましたが、シャワーで水を浴びる「水かぶり」をした場合でも同じような効果が得られるといわれています。この夏は水風呂や水かぶりを有効活用して、健康的な生活を目指してはいかがでしょうか。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。

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