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ほくろ除去やニキビ治療に使われる「炭酸ガスレーザー」とは

公開日:2019/10/30 / 最終更新日:2019/11/01

江馬 潤江馬 潤医局長

ほくろ除去やニキビ治療に使われる「炭酸ガスレーザー」とは

長年気になっているほくろやイボはありませんか? それらの除去には、炭酸ガスレーザーが有効です。炭酸ガスレーザーとはどのような治療機器なのか、適応する症状とあわせてご紹介します。

炭酸ガスレーザーとは

炭酸ガスレーザーは、10,600nmの赤外線の光を用いた治療機器です。照射するレーザー光は水に吸収されやすい性質を持っており、皮膚に照射すると細胞内の水分に反応し、熱エネルギーを発します。その熱エネルギーが一瞬のうちに組織を蒸散させるため、ほとんど出血することなく目的の部位のみを治療できます。

炭酸ガスレーザー治療が適した症状

ニキビ

炭酸ガスレーザーは化膿したニキビや、皮脂が詰まった白ニキビの治療に有効です。レーザー光によって皮膚に0.1mm程の小さい穴をあけ、中に詰まった膿や皮脂を排出します。
レーザー光には殺菌作用があるため、ニキビの再発を防ぐ効果も期待できます。治療は麻酔なしで行えますが、痛みに敏感な方には麻酔テープを用いた処置も可能です。

ほくろ除去

炭酸ガスレーザーは、気になっているほくろをメスを使わずに取り除くことができます。レーザー光を照射すると、ほくろの組織を一瞬のうちに蒸散できるのです。

炭酸ガスレーザーが作用するのは皮膚の表面のみなので、メスを使った手術よりも患部の治りが早いのが特徴です。治療後すぐはカサブタができ、剥がれたあとも赤みや陥没が残ることがありますが、皮膚の再生によって治療跡が徐々に目立たなくなります。
ほくろだけでなく、イボ・盛り上がり・ウオノメの除去にも効果的です。

下眼瞼脱脂術

目の下のたるみや黒クマを引き起こす眼窩脂肪を摘出する際にも、炭酸ガスレーザーが用いられます。麻酔を行ったあと、炭酸ガスレーザーで下まぶたの裏側を切開し、余分な脂肪を取り除きます。この脱脂術であれば目に見える部位に傷跡を残さず、スッキリとした目元を取り戻すことが可能です。

いびき・無呼吸症候群

口蓋垂(喉ちんこ)やその周りのたるみが原因でいびき・無呼吸症候群が生じている場合は、たるみを炭酸ガスレーザーによって除去し症状を軽減させます。
ただし、すべてのいびき・無呼吸症候群に適応するわけではありません。きちんと検査をして、レーザー治療が適していると判断されたときにのみ用いられます。

ご紹介したように、炭酸ガスレーザーは幅広い治療に用いられる安全性の高い機器です。長年悩んでいるほくろやイボ、くり返すニキビなどにお悩みならぜひ一度ご相談ください。

Profile このコラムは私が担当しました!

江馬 潤

江馬 潤医局長えま じゅん

シロノクリニック恵比寿

内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。

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