紫外線がニキビ悪化の原因に…早めに必要な対策方法とは
公開日:2018/06/29 / 最終更新日:2018/06/29
夏は紫外線量が増加する分、様々な肌トラブルが起こりやすくなります。特に見過ごせないのが、ニキビへの影響です。紫外線を浴びているとニキビが悪化し、治りにくくなるうえにニキビ跡の原因にもなってしまうのです。紫外線がニキビを悪化させるメカニズムを対策方法とあわせてチェックしてみましょう。
紫外線がニキビを悪化させるメカニズム
■活性酸素が発生し、炎症が悪化する
紫外線を浴びるとその刺激から体を守るために活性酸素が発生します。この活性酸素が皮脂の酸化を促進し、炎症の悪化を招いてしまうのです。
■ターンオーバーが乱れて毛穴が詰まりやすくなる
紫外線を浴びると肌が乾燥するため、バリア機能が低下します。すると外部刺激から肌を守るために角質が厚くなり、毛穴が詰まりやすくなります。
■アクネ菌が増殖する
紫外線にはアクネ菌を増殖させる作用があります。さらにはアクネ菌が代謝する過程でポリフェリンという毒素が作られ、活性酸素がさらに増える原因になります。
ニキビの悪化を防ぐ紫外線対策術
紫外線の影響を受けないためには、日焼け止めが必要です。しかし強力な日焼け止めは、肌の乾燥や炎症、毛穴の詰まりなどのトラブルを招く危険性があります。
できるだけニキビに負担を与えないために、以下のような日焼け止めを選ぶようにしましょう。
・ノンコメドジェニックテスト済
・紫外線吸収剤不使用
・日常生活ではSPF10~20、PA++程度のもの
・石鹸で落とせるもの
■日傘、帽子、スチールなどを併用する
日焼け止めを塗っていても汗などで落ちる可能性がありますから、100%安心というわけではありません。日傘や帽子など紫外線をブロックするグッズも上手に併用しましょう。フェイスラインのニキビ対策には、地上から跳ね返ってくる紫外線をブロックするためにUVカット加工のストールがオススメです。
■紫外線量の多い時間は外出を避ける
紫外線量が増加する時間帯は、午前10時~午後2時です。この時間帯はできるだけ外出を避けて、紫外線の影響を受けないようにしましょう。
紫外線がつよくなる時期は、ちょっとした油断にも注意が必要です。悪化した場合は、美容皮膚科でのニキビ治療がオススメですが、まずは悪化する前の紫外線対策から意識するようにしましょう。