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今日から始めよう。糖化を防いで若々しさを保つ食事のコツ

公開日:2019/10/25 / 最終更新日:2019/10/25

江馬 潤江馬 潤医局長

今日から始めよう。糖化を防いで若々しさを保つ食事のコツ

糖化とは、体内のタンパク質に余分な糖が結びつき、細胞の劣化を招く現象のこと。糖化は血糖値が急上昇し、糖が体内に余ると発生しやすくなるため、食事方法を工夫して血糖値の上昇を穏やかにすることが予防の第一歩だといわれています。では具体的にどのような食事をするべきなのか、取り入れやすい方法からご紹介します。

糖化を防ぐ食事のコツとは

野菜や海藻類から食べる

野菜や海藻に多く含まれる食物繊維には、糖の吸収をおだやかにして、血糖値の急上昇を防ぐ働きがあります。キャベツ、ごぼう、セロリ、わかめ、昆布の他、大豆などの豆類、しめじなどのきのこ類にも食物繊維が含まれているので、食事をする際は、このような食べ物から口に運ぶようにしましょう。これらである程度お腹を満たすことで、糖分の多いご飯やパンなどの摂取量を減らす効果も期待できます。

GI値の低い食べ物を選ぶ

GI(グリセミック・インデックス)値とは、血糖値が上昇する割合を数値化したもので、低いほど血糖値を上げにくい食べ物になります。できるだけGI値の低い食べ物を選ぶことが糖化を防ぐポイントです。
主食の場合、食パン、うどん、白米はGI値が高く、全粒粉のパンやパスタ、玄米はGI値が低くなります。肉、魚、野菜、海藻類、果物、きのこ、乳製品は基本的に低GI値食品ですが、かぼちゃ、イモ類、バナナは比較的GI値が高いので食べすぎないようにしましょう。

クエン酸を摂る

レモンなどの柑橘類やお酢に多く含まれるクエン酸は、ブドウ糖の燃焼を助けてくれるため、糖化の予防に役立ちます。さらにクエン酸には、食品にもともと含まれるAGEsを減らす働きもあるといわれています。ソーセージやベーコン、揚げ物にはAGEsが比較的多く含まれていますので、レモンやお酢と組み合わせて食べましょう。

ビタミンB群を摂る

ビタミンB1は糖質の代謝を促し、ビタミンB6はAGEsの吸収を抑えてくれます。ビタミンB1は豚肉、たらこ、ナッツ類に、ビタミンB6はかつお、まぐろ、牛レバーなどに多く含まれているので、バランス良く取り入れることをお勧めします。ビタミンB群やマルチビタミンのサプリメントを併用しても良いでしょう。

食事抜きやドカ食いを避ける

食事を抜くと血糖値が低い状態が続くため、その後の食事で血糖値が急上昇する原因になります。糖化の促進につながってしまうので、1日3度の食事を規則正しく食べることが大切です。また、ドカ食いも血糖値の乱高下を招くので控えてください。

食事のちょっとした工夫で糖化を防ごう

血糖値を急上昇させない食事が、糖化の予防につながります。食べる順番を工夫したり、GI値の低い食べ物を取り入れたりして、いつまでも若々しい肌と体を保っていきましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

江馬 潤

江馬 潤医局長えま じゅん

シロノクリニック恵比寿

内科研修を経て、美容皮膚科に携わる。患者さまお一人おひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に対応するよう心掛けています。人生を楽しく過ごせるよう、一人でも多くの方のお悩みを全力でサポートします。

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