ビタミンCはいつ摂取するべき?美容にも役立つベストタイミング
公開日:2019/10/20 / 最終更新日:2022/05/09
ビタミンCはシミの元となるメラニンの生成を抑制したり、肌の弾力を保つコラーゲンの合成を促進したりと、女性の美容に欠かせない大切な栄養素です。しかしビタミンCは水溶性で尿と一緒に排泄されるため、体に長くとどめておけません。ビタミンCの効果を効率よく得るために、摂取するべきタイミングや注意点を確認しておきましょう。
ビタミンCを摂取するべきタイミングとは?
毎食後、こまめに摂る
ビタミンCは食後の摂取がお勧めです。満腹時にビタミンCを摂取すると、空腹時の約1.6倍、吸収率が高くなるといわれています。
ただし、ビタミンCを体にとどめておけるのは3~4時間程度。1日分を一気に摂取するのではなく、朝・昼・晩の3食後に分けて摂ると良いでしょう。サプリメントではなく食品から摂りたい場合は、ビタミンCが豊富な柿やいちごなどをデザートとして食べることをお勧めします。
就寝前の摂取も効果的
ビタミンCの摂取は、就寝前も効果的です。就寝中は腎臓の血流が低下してビタミンCの排泄が遅れるため、血中濃度を高いままキープできます。「1日に1回しか摂取できない」「小分けして飲むのは面倒くさい」という場合は、寝る前に飲むようにしましょう。
ビタミンPと一緒に摂る
ビタミンPは壊れやすいビタミンCを安定させて、吸収効率を高めてくれます。柑橘類の薄皮や白いすじ部分に多く含まれていますから、みかんやグレープフルーツなどを食べるときは取り除かず、一緒に食べるようにしましょう。最近ではビタミンPが配合されたサプリメントも販売されているので、活用してみてはいかがでしょうか。
ビタミンCを摂取する際の注意点
ソラレンの多い果物・野菜は夜に食べる
上でもお伝えした通り、柑橘類にはビタミンCやビタミンPが豊富に含まれています。しかし光感受性を高めるソラレンという成分も同時に含まれているため、朝に食べることはお勧めできません。
朝にソラレンをたくさん摂取すると日中浴びる紫外線の吸収率が高まり、シミや日焼けを引き起こしやすくなるのです。以下のようなソラレンを多く含む食材は、朝ではなく夕方~夜に食べるようにしましょう。
ソラレンを多く含む食べ物
柑橘類(レモン、グレープフルーツ、みかん、オレンジなど)、きゅうり、セロリ、パセリなど
喫煙・ストレスには要注意
ビタミンCの効果を最大限に得るためには、生活習慣にも気をつける必要があります。特に喫煙する方は要注意。タバコを1本吸うだけで、体内のビタミンCが100mgも消費されるといわれています。
また、ストレスも体内のビタミンCを大量に失う原因になります。せっかく補給したビタミンCをムダにしないように、禁煙やストレス対策を心掛けましょう。
ビタミンCは肌の老化予防だけでなく、免疫力アップや健康の維持にも欠かせません。若々しくハリのある肌、そしていつまでも元気な体をキープするためにビタミンCの補給方法を今一度見直してみましょう。