シミにはビタミンCが効く? オバサン顔を防ぐための取り入れ方
公開日:2019/10/20 / 最終更新日:2019/10/20
美肌には欠かせない栄養素として知られるビタミンC。オバサン顔の原因となるシミには効果があるのでしょうか。知っているようで知らないシミとビタミンCの関係や、効果的な取り入れ方についてご紹介します。
ビタミンCがシミに与える効果
メラニンの生成を抑える
シミの正体は、メラニンが蓄積した表皮細胞です。皮膚が紫外線を浴びると「チロシナーゼ」という酵素が活発になり、表皮にある色素細胞でメラニンが生成されます。メラニンが代謝されずに色素沈着を起こしたものがシミです。
ビタミンCはメラニン色素の生成を促す「チロシナーゼ」を抑制。シミの発生を防ぐ働きをします。
活性酸素を除去する
ストレスや喫煙などによって増加する活性酸素は色素細胞を刺激して、メラニンの生成を促すといわれています。ビタミンCは活性酸素を減少させる働きがあり、シミの予防に効果的です。
シミを薄くする
ビタミンCにはメラニンを還元する作用があります。長期的に正しく取り入れることで黒色メラニンを白色メラニンに変化させてシミを少しずつ薄くしたり、メラニンの生成を遅延させたりする働きが期待できます。
ビタミンCの取り入れ方
食事で摂取する
ビタミンCの推奨摂取量は1日100mgとされていますが、美容のためには1000mg以上の摂取が理想的です。ビタミンCを多く含む野菜や果物を毎日の食事に取り入れるか、サプリメントを活用しましょう。ターンオーバーのサイクルを考慮するとすぐには効果が出づらいので、数か月間継続することが大切です。
ビタミンC誘導体配合の化粧品を使う
ビタミンCを皮膚から取り入れるには、ビタミンC誘導体配合の基礎化粧品を使用します。ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを肌に浸透させやすく改良されたものです。美容液や化粧水などさまざまな製品があるので、毎日のお手入れに取り入れてみましょう。
できてしまったシミは美容皮膚科で治療
ビタミンCはシミを予防する効果はありますが、すでにできてしまったシミを消す作用はあまり期待できません。シミの抜本的な改善には、美容皮膚科でのレーザー治療や光治療がお勧めです。薄いシミであれば1回の治療でほぼ除去できることも多く、濃いシミでも数回の治療でほとんど取り除くことができます。シミの種類や性質などを医師が見極め適切な治療を提供してくれるので、自己ケアを続けるよりも安心で即効性が期待できるでしょう。
ビタミンCはシミの予防効果が期待できます。美肌を保つためには食事や基礎化粧品などで上手に取り入れるとよいでしょう。できてしまったシミは美容皮膚科での治療が有効です。肌の状態に合ったシミ対策を行いましょう。