心のケアも必要。ストレスニキビが発生するメカニズムと対策方法
公開日:2019/10/15 / 最終更新日:2022/02/01
ストレスニキビとは、その名の通りストレスが原因でできるニキビのこと。最近になってその存在が広く知られるようになりましたが、どのようなメカニズムでストレスニキビが発生するのか、詳しくご存知の方は少ないはずです。実際にできてから慌てないために、発生するメカニズムや対策方法をご紹介します。
ストレスニキビが発生するメカニズム
過度のストレスを受けると、自律神経が乱れて免疫力が低下します。すると、肌のバリア機能も低下し、トラブルが起こりやすい環境になります。
また、ストレスを受けたときには、ホルモンの分泌にも異常が現れます。女性ホルモンが正常に分泌されなくなると、皮脂を増やす男性ホルモンが優位になり、毛穴に皮脂が詰まりやすくなるのです。ストレスニキビはこのようなバリア機能の低下やホルモンバランスの変化によって、発生すると考えられています。
ストレスニキビができやすい人
ストレスニキビは以下のような条件が合わさると、さらにできやすくなるといわれています。いずれも血行不良や肌のターンオーバーの乱れを招くため、ニキビが悪化する原因になってしまうのです。思い当たる節がある人は早めの改善を心掛けましょう。
・睡眠不足
・運動不足
・イライラすると暴飲暴食をしてしまう
・甘いものばかり食べている
・入浴をシャワーで済ませている
ストレスニキビの対策方法
適度な運動をする
適度な運動には、自律神経を整えてストレスを緩和する効果があります。ウォーキングやサイクリングなど、自分が楽しいと思える運動を定期的に実践しましょう。人と会話をしたり、好きな音楽を聞いたりしながら行うと、さらなるストレス解消につながります。
バランスの良い食事を心掛ける
イライラに負けて暴飲暴食に走ると、肌のコンディションがますます低下してしまいます。心が不安定なときこそ、野菜や魚などを取り入れたバランスの良い食事をして、肌に良い栄養を補いましょう。ビタミンB群やカルシウムが不足するとイライラしやすくなるといわれていますから、これらを含む納豆や乳製品などを意識的に摂ることをお勧めします。
過度のスキンケアを避ける
ストレスによって肌のバリア機能が低下しているときに過度のスキンケアを行うと、さらなる肌荒れを招く危険性があります。肌の調子が不安定なときは、パックやピーリングなどのスペシャルケアを避けて、必要最低限のケアで様子を見るようにしましょう。
ストレスを抱えているときにニキビができると、ますます心が不安定になってしまいますよね。そんなときはできるだけ悩まず「すぐに治る」と信じて、優しく丁寧なケアを続けるようにしましょう。