美肌への一歩は清潔な寝具から

・梅雨の肌トラブルの原因は寝具のダニ？
梅雨の時期に起きる肌荒れを「気候の変化によるもの」として片付けていませんか？　その肌荒れの原因はあなたの寝具にあるかもしれません。

毎日使っている布団や枕カバーといった寝具には、あなたの皮脂や垢、髪の毛のフケといった汚れをエサとするダニが高い確率で潜んでいます。ダニは高温多湿を好むため、梅雨の時期のジメジメとした環境はダニにとってまさに天国といえます。

寝具の繊維の中で繁殖したダニが肌に付着すると、かゆみや肌荒れ、アレルギーを起こしてしまいます。特に、枕カバーは顔の皮膚が直接触れるため、ダニが原因となるかゆみや赤みといったトラブルを起こしやすいです。

・こまめな洗濯と換気がポイント
天気の悪い日が続く梅雨の時期こそ、寝具を清潔に保つことが大切です。最低でも週に1回は布団カバーを洗濯することをお勧めします。また枕カバーはできるだけ毎日、難しい場合には週2～3回は取り替えるようにしましょう。

洗濯と同時に重要なのが寝具の湿気を十分に取り除くことです。特に敷布団は寝汗に加えて梅雨の湿気が加わり、ダニや細菌が繁殖しやすくなります。敷布団の湿気を除去する際にお勧めなのは布団乾燥機の使用です。ダニは50度以上の熱を20～30分間当て続けることで死滅します。布団乾燥機を使用すると大体60～70度まで布団を温めることができるため、布団に潜むダニをほぼ全て死滅させることができます。
布団乾燥機でダニを死滅させた後、掃除機でダニの死骸を吸い取ることが大切です。時間をかけてゆっくり丁寧に吸い取りましょう。

梅雨の時期は皮脂のコントロールが重要

梅雨の時期は湿度が高く、汗がなかなか蒸発せずに結果として肌表面がベタつきます。過剰に分泌された皮脂は肌に留まることで化粧崩れやテカリにつながるだけでなく、皮脂の酸化や雑菌の増殖の原因にもなります。

毛穴に溜まった皮脂汚れの対策として週に1～2度、酵素系の洗顔料を使ったり、オイルクレンジングで優しくマッサージしたりといったケアがお勧めです。
その後しっかりと保湿を行えば、毛穴に詰まった皮脂をコントロールして肌を整えることができます。

梅雨の時期のスキンケアは基礎化粧品を使ったケアだけでなく、寝具を湿気から守り清潔に保つことから始まります。
ジメジメとした空気に負けず、清潔な寝具と皮脂バランスのとれた美肌を目指しましょう。