唇のホクロは病気のサイン? 考えられる病気とホクロを消す方法
公開日:2017/06/05 / 最終更新日:2019/10/16
唇にホクロがある方は少なくありません。時に色気をかもしだす唇のホクロですが、実は病気のサインとなるホクロのように見えるものがあることをご存じでしょうか。
ここではホクロ以外の可能性についてご紹介します。
唇のホクロはなぜできる?
ホクロができる原因はメラニン色素にあります。紫外線の影響を受けてメラニン色素が発生、密集することでホクロが作られます。シミと同じようなものと考えていいでしょう。同じホクロでも色の濃いものや薄いものがあるのは、メラニン色素の量が異なるためです。
メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性も……
唇にできたホクロ自体は悪いものではありません。前述したように、メラニン色素が増加することによって唇にホクロができることがあります。しかし急に大きくなったり、いびつな形をしていたりする場合にはメラノーマを疑った方がいいかもしれません。
メラノーマとは悪性黒色腫と呼ばれるもので、悪性の腫瘍、つまり皮膚のガンかもしれないのです。
・メラノーマとホクロの見分け方
ホクロは通常、キレイな丸い形や楕円形をしています。
一方メラノーマは形がいびつだったり、表面がでこぼこしていたりと一般的なホクロとは見た目が異なるのです。
また大きなホクロにも注意が必要です。7mmを超えるような大きなホクロがある場合には、一度皮膚科を受診し専門医に診てもらいましょう。短期間で急に濃く大きくなったホクロにも注意が必要です。
腸ホリープが原因の場合も
メラノーマの他に、腸のホリープが原因で唇にホクロができることがあります。
ポイツイエガー症候群やアジソン病が主で、唇や口内に斑点型のシミのようなものや、ホクロに似たものができるといわれています。急に唇にホクロができた場合には、口内にもシミやホクロのようなものができていないかを確認してみましょう。
唇のホクロはどうすれば消せるの?
セクシーボクロともいわれる唇のホクロですが、目立つ場所にあるため気になってしまう方もいるかと思います。唇のホクロはセルフケアやクリニックでの治療で薄くすることが可能ですので、気になる方は検討してみてはいかがでしょうか。
・レーザーで除去
一番確実なのは、クリニックでレーザーを使用し除去する方法です。10分ほどで治療ができるため手軽で、人気の高い治療法です。
ただし自由診療となるため保険は使えず、クリニックによって費用が異なりますので注意しましょう。1mmのホクロ除去で一万円前後が相場となっています。
・紫外線予防・ビタミンC
すでに出来ているホクロを消すというよりは、新しいホクロを作らない、また今あるホクロをこれ以上大きくしないための対策として有効です。ホクロはメラニン色素が増えることで作られるため、メラニンの増殖を抑えるビタミンCを積極的に摂ると効果的です。
また唇は紫外線の影響を受けやすい部位ですので、UVカット効果のあるリップを塗るなどして紫外線対策も行うようにしましょう。
最近ホクロが出来た、増えたということでお悩みの場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。
また、ホクロができやすい体質の方は、食生活を工夫したりクリニックに相談してみたりすると良いでしょう。