意外と気にしていない人が多い! 声の老化現象
公開日:2017/02/20 / 最終更新日:2019/08/22
年齢を重ねると男性は声が高くなっていき、女性は声が低くなっていくといわれていますが実はこれは老化によるもの、老化現象は肌や骨だけでなく声にも表れます。
もし声の老化現象に対して何も対策をとらないままでいると、どんどん声が出にくくなって老け声になっていってしまいます。
今回はそんな声の老化現象の原因と対策方法についてご紹介します。
声が老化する原因
声帯の筋力低下
声を作り出す声帯の筋肉はゴムのように伸び縮みするようになっていて、この範囲が広いと高い声から低い声まで、さまざまな声を出すことができます。
しかし老化によって声帯が凝り固まったり伸び縮みしにくくなったりすると、声は弱々しくなっていってしまいます。
ヒアルロン酸の減少
声帯の表面はヒアルロン酸を含んだ粘膜で覆われていて、これが潤滑油の役目をしています。
しかし加齢と共にヒアルロン酸が減少すると声帯を振動させにくくなってしまうため、艶のないしゃがれた声になっていってしまいます。
お酒や喫煙によるもの
アルコール度数の強いお酒やタバコは、のどを刺激して傷つけてしまいます。
飲酒や喫煙を習慣的にしているとだんだん刺激を感じなくなっていき、放っておくとのどにポリープや腫瘍ができてしまう場合もあるので、注意しなければなりません。
「声の老化」の対策方法
声に表情をつけて丁寧に話す
話をする時に高い声や低い声を織り交ぜたり、大きい声や小さい声を使い分けたりすることで声帯のトレーニングになります。
声に表情をつけながら口を大きく動かして丁寧に話すようにすると、声帯が鍛えられるだけでなく、たるみやしわの予防にもなるのでお勧めです。
呼吸は腹式呼吸で
口呼吸は喉を乾燥させてしまい、声帯に負担をかけてしまうので腹式呼吸をするよう心掛けましょう。
腹式呼吸をすると腹筋も鍛えられるので、お腹が締まって大きな声も出せるようになります。
乾燥対策をしっかりと
湿度が低いとのどを痛めてしまいます。
特に夏のエアコンの効いた部屋では乾燥に注意して、加湿器などを使って適度な湿度をキープしていくようにしましょう。
声は人と話した時の印象に大きな影響を与えます。
若々しさを保つために声のエイジングケアにもぜひ取り組んでいきましょう。