凹凸はもう嫌! クレーター状のニキビ跡ができるメカニズムと予防方法
公開日:2018/08/16 / 最終更新日:2022/06/20
クレーター状のニキビ跡は一度できるとなかなか改善できず、メイクでも隠すことが難しい厄介な存在です。一体なぜ、このような厄介なクレーターができてしまうのでしょうか。
クレーターをこれ以上増やさないためにも、クレーターができるメカニズムと予防方法を掘り下げてみましょう。
クレーターができるメカニズムとは?
クレーターの根源となっているのは、「ニキビ」です。まず毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌が異常繁殖すると、炎症をともなう赤ニキビが発生します。そして、そのニキビの炎症を治すため、体を守る働きをする白血球がアクネ菌と戦いますが、白血球はアクネ菌だけでなく、肌の内部にある真皮層も同時に破壊してしまいます。これによって、クレーター状の凹んだニキビ跡ができてしまうのです。クレーター状のニキビ跡は、肌の内部に傷がついている状態なため、一度できると改善しにくいという特徴があります。
クレーターができる原因とは?
先述もしていますが、クレーターのもともとの原因は炎症をともなう赤ニキビです。赤ニキビの炎症がひどければひどいほど真皮層にも大きなダメージが加わるため、クレーターができやすくなります。
ただし、赤ニキビができると必ずクレーターができるというわけではありません。正しい処置をして赤ニキビの炎症を早めに鎮めれば、クレーターが発生する確率も抑えることができます。では、クレーターを作らないためにも、赤ニキビの正しい処置方法をチェックしておきましょう。
クレーターを作らないためのニキビケア方法
・ニキビを潰さない、刺激を与えない
ニキビを潰すと炎症が悪化し、クレーターができる原因になってしまいます。たとえニキビが気になっても潰したり、不用意に触って刺激したりすることは避けてください。
・優しいスキンケアをする
肌をゴシゴシと強くこすりながら洗顔をすると、肌に摩擦が生じるため肌トラブルの原因になります。肌への摩擦はニキビの悪化も招くため、洗顔料を使用するときにはキメの細かい泡を立てて、肌を泡で包み込むようなイメージで優しく洗いましょう。洗い終わったら丁寧にすすぎ流すことも大切です。また、洗顔後は低刺激性の化粧品での保湿ケアを忘れずに。水分と保湿成分を補って肌の再生力を高めましょう。
・生活習慣を見直す
睡眠が不足していたり、ストレスが溜まっていたりすると、ニキビの炎症が治まりにくくなります。また、タンパク質やビタミン、ミネラルの不足も肌質を悪化させてクレーターを作る原因になります。規則正しい生活を心掛けるとともに、栄養バランスの整った食事をとることも意識し、強く健康的な肌を作り出しましょう。
ニキビができると、つい気になって触ったり潰したりしがちですが、このようなNG行動がクレーターを作っているのです。これ以上肌にボコボコとしたクレーターを作らないためにも、ニキビを防ぐケアを取り入れていきましょう。