傷跡が消えないのは体質のせい? 傷跡を残さないための対策方法とは
公開日:2018/09/02 / 最終更新日:2022/06/10
たとえ同じような傷であっても、治癒が早い人がいる一方で、なかなか傷跡が消えないという人もいます。一体なぜ、人によって傷跡の治癒の時間に差があるのでしょうか。消えない傷跡ができる理由から詳しく紐解いてみましょう。傷跡が残りやすい体質の方は、対策方法も一緒にチェックしてみてください。
傷跡がなかなか消えない理由・体質とは?
・肌が弱い
もともと肌が弱い方は、肌のバリア機能や回復力が弱いため、傷跡が残りやすい傾向があるといえます。
・低体温、代謝が悪い
いつも体温が低くて代謝が悪い方は、肌のターンオーバーも遅れがち。新しい皮膚へと生まれ変わる力が弱いため、色素沈着しやすくなったり、消えない傷跡ができやすくなったりします。
・肝機能が低下している
肌はタンパク質でできているため、タンパク質を合成する肝臓の機能が低下すると、傷跡も残りやすくなります。飲酒量が多い方や食生活が偏っている方、ストレスを溜めこんでいる方は肝機能が低下しやすいため注意が必要です。
・ケロイド体質である
ケロイド体質とは、赤く盛り上がった瘢痕ができやすい体質のこと。ニキビ跡が腫れやすい方は、ケロイド体質である可能性が高いと言われています。
傷跡を残さないための対策方法
・傷を清潔にする
傷が菌に感染して症状が悪化すると、治癒が遅くなって傷跡も残りやすくなります。傷口は流水できれいに洗い流し、その後は適切な治療を行いましょう。セルフケアだけでは不安が残るという場合には、早めに病院へ行くことをお勧めします。
・しっかりと栄養をとる
肌の代謝を保つためには、十分な栄養が欠かせません。ビタミンやミネラル、アミノ酸などをしっかり補給するために、バランスの良い食事を心掛けましょう。また、早食いやドカ食いをすると肝臓に負担を与えるため、食事は1日3食に分け、毎食ゆっくりと食事を摂りましょう。
・睡眠の質を上げる
睡眠不足や睡眠の質が低下していると、肌の代謝も悪くなってしまいます。夜は早めにお風呂に入り、リラックスした状態で十分な睡眠をとるようにしましょう。
・ストレスを溜めない
過度なストレスは自律神経を乱れさせ、代謝を低下させてしまいます。ストレスになるようなことからはなるべく身を離し、溜めこんでしまった場合には運動や趣味で発散させるように心掛けてください。
消えない傷跡は、コンプレックスの原因になってしまうもの。とくに、顔やデコルテ、腕などの目につきやすい位置にできてしまうと、人からの目線が気になりますよね。コンプレックスを作らないようにするためにも、傷跡をできるだけ残さないよう適切な対処や治療を行いましょう。