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睡眠の質も重要? アトピー性皮膚炎の痒みを抑える方法

公開日:2018/12/06 / 最終更新日:2022/06/02

大野 由実大野 由実先生

睡眠の質も重要? アトピー性皮膚炎の痒みを抑える方法

強い痒みを伴うアトピー性皮膚炎ですが、我慢できずに爪を立ててガリガリと掻きつづけると症状が悪化してしまいます。アトピー性皮膚炎を改善するためには、痒みをこらえて掻かないようにすることが大切です。とはいえ、「寝ている間や無意識のうちにかいてしまう……」と悩む方は多いでしょう。
アトピー性皮膚炎の痒みを抑えるには、どのような対策を行えばいいのでしょうか。今回は、アトピー性皮膚炎の痒みを抑える方法をご紹介します。

アトピー性皮膚炎の痒みを抑える方法

・アレルゲンを避ける
アトピー性皮膚炎には、個人のアレルギー症状が深く関わっているといわれています。そのため、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)が身近にあると、皮膚の痒みも強く出るようになるといえます。
アトピーの痒みを抑えるためには、まずアレルゲンを特定することが重要です。皮膚科などでアレルギー検査を行い、アレルゲンが特定できたら、生活の中でできるだけ接触しないようにしましょう。たとえばハウスダストがアレルゲンの場合は、室内をこまめに掃除したり、空気清浄機を使用したりするなどの対策がお勧めです。

・刺激を避ける
お風呂などで肌を強くこすって洗っていたり、ウールなどのチクチクする衣類を身に着けていたりすると、痒みが増す原因になります。皮膚表面に刺激が加わることで肌のバリア機能が低下し、アトピー性皮膚炎が悪化してしまうのです。
アトピー性皮膚炎の場合、肌のバリア機能が衰えがちなので、ちょっとした刺激でも与えないように注意することが大切です。自分の髪の毛や寝具、タオルなども刺激の原因になるため、皮膚との接触面積を減らしたり、肌に優しい素材のものを使うようにしたりしましょう。

・睡眠の質を上げる
睡眠の質が低下すると免疫機能まで低下し、アトピー悪化の原因になってしまいます。痒みを抑えるためだけでなくアトピーそのものを改善するためにも、睡眠の質を上げることが重要です。
睡眠の質を上げるには、日中は活動的に動き、夜は早めに食事と入浴を済ませてリラックスする必要があります。夜遅くまでPCやスマホ、TVなどを見ていると脳が覚醒してしまうので、できるだけ避けるようにしましょう。
もし痒くて眠れない場合は、抗ヒスタミン薬を使用するのも1つの手です。かかりつけの医師に痒みがあることを相談し、処方してもらいましょう。

・痒い部分を冷やす
痒みが出てしまったなら、その部分を冷やすと痒みを鎮めることができます。冷たいタオルや保冷剤などを当てることで、それ以上痒みが広がるのも防げますよ。
ただし、体全体まで冷えると免疫力が低下し、かえってアトピー悪化につながってしまいます。体の芯までは冷やさず、あくまでも肌だけを冷やすようにしましょう。

アトピー性皮膚炎の痒みを抑えるためには、正しい治療とスキンケアも必要です。医師の指示に従って改善を目指しながら、生活習慣とスキンケアの両方からアプローチを行ってつらい痒みと戦っていきましょう。

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大野 由実

大野 由実先生おおの ゆみ

シロノクリニック恵比寿

豊富な知識と経験に基づく、的確かつ丁寧なカウンセリングが人気。最新技術の更新に積極的で、ドクター陣からの信頼も厚く、指導も兼務。 注入やたるみ治療など、豊富な経験が物を言う治療法を熟知しています。

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