寝る前のお酒で「いびき」が悪化する? 防ぐための対策方法とは?
公開日:2018/11/24 / 最終更新日:2022/06/06
「お酒を飲んでから寝ると、周りの人にいびきを指摘されることがある……」
このようなお悩みを持つ方は多いでしょう。寝る前にお酒を飲むと、ひどいいびきの原因になることがあります。
一体なぜ、お酒を飲むといびきをかきやすくなるのでしょうか。いびきを防ぐ方法とあわせて見ていきましょう。
お酒でいびきをかいてしまう理由とは?
・筋肉が緩むため
アルコールには、筋肉を緩ませる作用があります。この弛緩作用のせいで喉周りの筋肉が緩み、気道が狭くなることで睡眠中にいびきをかきやすくなってしまうことがあります。
・鼻腔の粘膜が膨張するため
お酒を飲むと血行が良くなり、鼻腔内の血管が拡張します。すると鼻づまりを起こしているのと同じような状態になり、いびきをかきやすくなることがあります。
お酒を飲んでもいびきを軽減する対策方法
いびきをかかないようにするためには、お酒を控えることが一番です。しかし、お酒が好きだという方にとって、完全なお酒断ちはストレスになってしまうことでしょう。好きなお酒を飲みながらいびき改善を目指すためには、飲み方に工夫が必要です。お酒による酔いを軽くする工夫を取り入れて、なるべくいびきをかかない状態に整えましょう。
・空腹状態でお酒を飲まない
空腹状態でお酒を飲むと、アルコールが胃腸で吸収されやすくなる分、酔いが早く回ってしまいます。酔うと深酒の原因になり、結果的にいびきの増悪につながります。胃腸に負担をかけないためにも、空腹でお酒を飲むのは控えましょう。タンパク質や野菜を十分にとってからお酒を飲むと、肝臓への負担を減らすことができます。
・飲酒時、こまめに水を飲む
飲酒時、こまめに水を飲むと体内のアルコール濃度が薄まり、悪酔いを防ぐことができます。飲みに出かけた際はあらかじめ水をオーダーし、お酒と水を両方飲むようにしましょう。
・横向きで寝る
「今日はお酒を飲んだから、いびきをかいてしまうそう……」と不安なときは、意識的に横向きで寝るようにしましょう。横向きの姿勢を保つことで舌の落ち込みが防げるため、いびきの軽減につながります。
・酔いを覚ましてから寝る
飲酒によるいびきを防ぎたいときは、酔いを覚ましてから寝る、という方法も1つの手です。なるべく飲酒を早い時間に済ませて、その後は水分をとりながらゆっくり酔いを覚ましましょう。こうすることで、いびきや睡眠の質の低下を防ぐことができます。
お酒が好きな方にとって「いびき予防のために禁酒する」というのは、なかなか難しいことですよね。しかし、お酒を飲み続けていると大きないびきをかいて周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。いびきを防ぐためにも、深酒しない工夫を取り入れて上手にお酒と付き合っていきましょう。