レーザー治療でニキビを改善させるメカニズムとは?
公開日:2019/01/16 / 最終更新日:2022/06/20
ニキビの改善というと、スキンケアやニキビ治療薬の使用を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、ニキビを改善させる方法の中に、レーザー治療というものもあります。
繰り返しできるしつこいニキビを改善させるためにも、レーザー治療がどのような効果ももたらしてくれるのかを学んでいきましょう。
レーザー治療でニキビが改善するメカニズムとは
そもそもニキビというのは、毛穴が皮脂詰まりを起こし、そこにニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖して炎症を起こしてしまった状態です。ニキビができてしまったときには、正しくケアしないとニキビ跡や赤みが残ってしまいます。
レーザー治療は、肌の脱毛やシミ・シワの改善などさまざまな美容分野で活用されている治療方法です。そんなレーザー治療が、ニキビの改善にも効果を発揮してくれるのです。
医療レーザーの治療は、特定の色に反応するレーザーを使用したり、指定した小さな箇所にレーザーを当てたりと、いくつか施術の種類があります。
炭酸ガスレーザーは皮膚組織を焼き切るようなメカニズムをもつレーザーです。ニキビの表面にごく小さな穴を開け、毛穴の皮脂や膿を取り除く治療が可能です。ニキビの炎症がひどい場合や、ニキビをすぐに治したい場合には炭酸ガスレーザーを使った治療がお勧めです。
また、ダイオードレーザーによるニキビ治療も人気です。これは、繁殖してしまったアクネ菌をレーザー光線で殺菌し、炎症を抑えるメカニズムになっています。このときに毛穴に溜まってしまった脂質を排出するため、ニキビが治りやすくなるのです。
この他にも、ニキビ治療に活躍するレーザー機器はたくさんあります。症状によって使用するレーザー機器はことなるため、美容のプロである医師と相談をしながら使用機器を選ぶことが大切です。
ニキビ跡にもレーザー治療がお勧め
「思春期にたくさんのニキビができてしまい、クレーター状のニキビ跡が残ってしまった」という悩みを持つ方もいるでしょう。
このように、自力では改善が難しいニキビ跡に悩んでいる方にも、レーザー治療がお勧めです。ニキビ跡の残った肌にレーザー光線を当てると、凸凹になってしまった肌にはたらきかけ、平らな状態に近づけることができます。さらに、開いてしまった毛穴を小さくすることもできるので、ニキビ跡をキレイに治療することが可能なのです。
凹凸のニキビ跡はメイクをしても完璧にカバーするのは難しいもの。人目が気になって、肌のせいで自分に自信が持てないという方もいるでしょう。そんな方こそ、レーザー治療を受けてみることをお勧めします。
ニキビの原因菌を殺菌したり、ニキビの皮脂を排出したりというレーザー治療のメカニズムによって、効率的なニキビ治療が可能になります。繰り返してしまうニキビや、残ってしまったニキビ跡に悩まされている場合には、レーザー治療を視野に入れてみてください。