今が危険な時期!?季節の変わり目にアトピーが悪化しやすい
公開日:2018/09/25 / 最終更新日:2018/09/25
季節の変わり目はアトピーが悪化しやすいタイミングとして知られています。実際にかゆみや乾燥がひどくなった経験をした方も多いのではないでしょうか。なぜ季節の変わり目にはアトピーが悪化するのか、症状を緩和する方法とあわせて探ってみなしょう。
季節の変わり目にアトピーが悪化しやす理由とは
■自律神経の乱れ
季節の変わり目は気温や湿度が大きく変化するため、体や脳にも大きなストレスが加わります。その影響で自律神経が乱れて、体温調節機能や皮膚の潤いを保つ機能が損なわれると体が冷えたり、肌の乾燥が進んだりして、アトピーが悪化しやすくなるのです。
■乾燥
夏から秋、秋から冬にかけては徐々に空気が乾燥していきます。すると肌の水分も空気中に蒸発しやすくなり、乾燥とバリア機能の低下を引き起こします。バリア機能が低下するとちょっとした刺激にも敏感になり、かゆみが現れやすくなります。
■花粉
冬から春、夏から秋には、多くの花粉が飛散します。その花粉がバリア機能の衰えた肌に刺激を与えて炎症を引き起こすため、かゆみや湿疹などの原因になります。
季節の変わり目のアトピー悪化を防ぐには
■副交感神経を働かせる
過度のストレスを受けると興奮状態を引き起こす交感神経が優位になり、自律神経のバランスが乱れやすくなります。ストレスを受けやすい季節の変わり目は、自ら意識してリラックス作用のある副交感神経を働かせることが大切です。
副交感神経は、ヨガやストレッチなどのゆったりした運動や腹式呼吸などで働きが高まるので、就寝前などに実践してみましょう。
■保湿を十分に行う
乾燥しやすい時期は、肌の水分が蒸発する前に十分な保湿を行うことが大切です。特に夏から秋、秋から冬にかけては徐々に乾燥が進んでいくので、保湿効果の高いアイテムをプラスしていくなど、十分な乾燥対策を心がけましょう。
■加湿器を設置する
乾燥シーズンは、加湿器を早めに設置することをオススメします。湿度が高まると静電気も起きにくくなるため、アトピーの悪化を引き起こすホコリや花粉の付着も和らげることができます。
アトピーが悪化すると皮膚をかきむしり、さらに症状が深刻化する恐れがあります。季節の変わり目による異変を感じ始める前に、早め早めの対策を心がけましょう。