夏でも鼻炎になる!?暑い時期に鼻水が止まらなくなる原因とは
公開日:2018/07/22 / 最終更新日:2018/07/22
鼻水が出やすい季節というと花粉が飛散する春や、風邪が流行する秋冬をイメージされる方が多いでしょう。しかし実は夏の鼻炎に悩まされる方も少なくありません。夏に鼻水が出るときにはどのような原因が考えられるのか、不快症状を予防・緩和するためにチェックしてみましょう。
夏の鼻炎を引き起こす原因①:血管運動性鼻炎
血管運動性鼻炎とは非アレルギー性鼻炎の1種で、寒暖差アレルギーと呼ばれることもあります。外気温の変化などによって自律神経がコントロールできなくなり、鼻水やくしゃみがでてしまうのです。
特に夏は暑い屋外と冷房のきいた室内を行き来する機会が多くなります。その際に突然鼻炎の症状がでるという方は、このケースが当てはまるでしょう。規則正しい生活や適度な運動で自律神経を正常に保つことが、血管運動性鼻炎の予防につながるといわれています。
夏の鼻炎を引き起こす原因②:夏に飛散する花粉
花粉症というと春の疾患というイメージがありますが、実は他の季節も花粉症になることがあります。夏にも多くの植物の花粉が飛散していて、それが鼻炎を引き起こしている可能性もあるのです。
ちなみに夏の花粉症を引き起こすのは、空き地や道端などに生えているイネ科やキク科の植物です。症状が重い場合は、マスクなどによる花粉症対策が必要になります。
夏の鼻炎を引き起こす原因③:夏風邪
夏風邪もまた鼻水がでる原因になります。夏は気温が高いので風にかかりにくそうですが、暑さによる食欲不振や睡眠不足などで免疫力が低下しています。
ウィルスに感染して鼻水が止まらなくなることもあるので、油断をせずに体調を整えることが大切です。バランスの良い食事を摂り、冷房による冷えや乾燥から身を守りましょう。
夏の鼻炎を引き起こす原因④:ダニ・カビによるアレルギー性鼻炎
日本の夏は、高温多湿のためダニやカビが繁殖しやすい季節でもあります。ダニやカビが繁殖するとそれらが原因のアレルギー性鼻炎が悪化し、鼻水が止まらなくなることがあるため要注意です。
ダニは寝具やカーテン、カビは浴室やエアコンのフィルターなどに多く生息しています。こまめに掃除をして、ダニやカビの繁殖を防ぐことがアレルギー性鼻炎の緩和につながります。
蒸し暑い夏場の鼻炎は、意外と大きなストレスになります。身の回りを清潔にしたり、体調を整えたりすることから取り組んで、鼻炎を緩和していきましょう。