お酒が薄毛の原因に?アルコール摂取と薄毛の関連性
公開日:2018/02/17 / 最終更新日:2018/02/17
ストレス解消の方法として、しごと帰りにお酒を楽しむという方は多いでしょう。
お酒の好き嫌いや耐性は個人差があるものの、1~2杯程度の軽い飲酒であれば体への影響は少ないですが、連日のように大量のお酒を飲んでいると薄毛を引き起こす可能性が高くなります。
一見、無関係にも思えるお酒と髪の毛ですが、一体どのようなつながりがあるのでしょうか。今回は飲酒と薄毛の関係についてご紹介いたします。
お酒と薄毛の関係とは?お酒による薄毛の原因って?
■お酒の飲み過ぎで栄養不足なる
お酒を飲むと肝臓ではアルコールの分解作業が行われます。その際には多くの栄養素が消費され、その中に髪の毛の成長に不可欠なビタミンやミネラルも含まれています。そのため、お酒を飲むと髪の毛と頭皮の栄養不足につながり、それが原因で薄毛を引き起こしてしまうのです。
■寝る前の飲酒が睡眠の質の低下を引き起こす
寝る前にお酒を飲む習慣がある方もいますが、過度のお酒は睡眠の質を低下させることが分かっています。髪の毛の修復は夜眠っている間に行われます。これには成長ホルモンが関連していますが、睡眠の質が低下すると成長ホルモンの分泌を妨げてしまうのです。
このため、アルコールによる睡眠の質の低下が、薄毛の原因となってしまうわけです。
■男性の薄毛を加速させるアセトアルデヒドが増加する
お酒を飲むと、アセトアルデヒド量が上昇します。通常は、アセトアルデヒドは肝臓で分解されますが、お酒を飲み過ぎると肝臓の分解作業がおいつかず、アセトアルデヒドが大量に血液中に流れることになります。血液中のアセトアルデヒドは、ジヒドロテストステロンという物質を増やす作用があり、これは男性の薄毛を加速させてしまう成分なのです。
■アルコールに含まれる糖分のとりすぎ
アルコールには糖分が含まれているものが多く、飲み過ぎると糖分の過剰摂取になることがります。糖分は頭皮の皮脂を多く分泌させてしまうので、頭皮の毛穴詰まりの原因となり、その結果薄毛を悪化させてしまうことがあります。
■血行不良を引き起こす
お酒の飲み過ぎは自律神経のバランスを崩すことにもつながります。自律神経バランスが乱れると血行不良を起こすことがあり、頭皮の血行不良によって必要な栄養素が届けられなくなってしまうのです。そのため、健康な髪の毛の育成に影響を及ぼし、薄毛を招いてしまいます。
お酒の飲み過ぎは、様々な要因から薄毛の原因になってしまうことがあります。かといって禁酒をすれば薄毛が治るという訳ではありませんが、自分の飲酒習慣を見直すことは重要です。適度のアルコール摂取は、ストレス解消にもなりますので、自分の適量を知り、うまく付き合っていくことが大切ですね。