ワキガは年齢によって変化する?臭いが強い時期・弱い時期とは?
公開日:2017/08/12 / 最終更新日:2017/08/12
成長にあたって、いつの間にか発症する「ワキガ」。幼いころはワキガではなかったのに、大人になってから発症してしまったという方は多いはずです。それもそのはず、ワキガの症状は年齢によって変化するもの。いつ発症してどのように変化していくのか、ワキガと年齢との関係性を詳しく探ってみましょう。
加齢とともに変化する?ワキガと年齢の関係性とは?
・ワキガを発症する年齢とは
「ワキガであるかどうか」ということは、生まれた頃から決まっています。ワキガの臭いは、アポクリン汗腺から分泌される汗が原因です。そのためアポクリン汗腺を生まれつき持っている人がワキガになる可能性があるのです。そして、ワキガが臭い始める時期は、13歳~思春期だといわれています。この時期は、体の成長に伴ってホルモンの分泌も活発になり、アポクリン汗腺が刺激されやすくなるのです。
ただし、アポクリン汗腺を生まれ持ったすべての人がワキガになるわけではありません。発症せずに成長期を終える人も多くいます。
この一方で、13歳以下でワキガを発症するケースも。このケースは成長が早い子供に多く、急激な体の変化によってアポクリン汗腺が活発になった結果だと考えられます。
・ワキガの症状がピークになるのは?
ワキガの症状がピークになるのは、20歳ごろだといわれています。これは、ホルモンの分泌が一番盛んになる年齢のため。もちろん個人差はありますが、20歳を過ぎるとホルモンの分泌も減っていき、症状も弱くなっていくことが多いようです。
・成人してから発症するケースも
「20歳を超えてから突然ワキガの臭いが気になり始めた」という方も意外と多くいます。これは何らかの原因でホルモンバランスに変化があり、アポクリン汗腺が刺激されたためだと考えられます。ホルモンバランスの急激な変化を招くのは、食生活の変化やストレス、睡眠不足など。成人して一人暮らしを始めたり、就職したことがきっかけで発症するケースもあるため、思春期に発症しなかったからといって安心できるという訳ではありません。
・ワキガが改善する年齢は
加齢に伴ってホルモンの分泌が少なくなると、ワキガの臭いも弱まってくるといわれています。とくに女性の場合、更年期頃には臭いが弱くなる傾向が多いようです。とはいえ、年齢を重ねてもアポクリン汗腺は存在するため、加齢によってワキガが完治することはありません。根本的に治すためには、手術によってアポクリン汗腺を除去するという方法があります。
ワキガの臭いが気になると、精神的にも疲れてしまうもの。
適切な対処や治療を行って、ワキガによるストレスを減らしていきましょう。