老化の原因となる乾燥(夏と冬)季節の違いで乾燥も変わる?
公開日:2015/12/10 / 最終更新日:2015/12/10
これからの季節、乾燥が気になりますよね。乾燥は老化の原因ですから気をつけなければなりません。乾燥肌であればなおさらです。1年を通じて乾燥肌の対策を取る必要がある方もいるでしょう。
では、夏と冬で乾燥の違いはあるのでしょうか?ここでは夏の冬の乾燥の違いについて説明いたします。
夏の乾燥肌
夏は気温が高く湿度も高い季節です。肌は汗でべとつき、皮脂も多く分泌されています。この汗が大きく影響するのです。
汗により、肌のバリア機能が流され、タオルなどで汗と一緒に拭き取られてしまいます。バリア機能には、肌を乾燥から守る働きがあるため、汗と一緒に取り除かれることで肌が乾燥しやすくなってしまうのです。
さらにバリア機能が除かれた状態で、エアコンのきいた部屋に長くいたり、風をうけ続けることで肌は乾燥していきます。そこにまた紫外線を浴びてしまうためダメージを受け続けてしまうのです。外でも室内でも、肌はストレスを受けてしまっているので、常に気を配る季節だといえます。
夏は湿度が高く、乾燥とは無関係と思い込んでしまうと危険です。保湿を怠らずに肌を清潔な状態で潤いを保つようにすることが必要なのです。
冬の乾燥肌
冬は寒さと乾燥が特に厳しい季節です。
気温は低く汗をかくことが少ないために、汗と皮脂が混じったバリアを皮膚表面に張ることができず、無防備になりやすいのです。そこに乾燥という条件が重なることで肌はダメージを受けやすくなってしまいます。
冬の外出には注意が必要です。寒い環境にいると体温が低くなります。体温の低下は血行が悪くなり、皮膚の細胞ひとつひとつに栄養が届きづらくなります。それにより、肌のターンオーバーが鈍くなってしまう恐れがあります。
では室内は安心でしょうか?いえ、室内もエアコンやストーブでさらに乾燥した環境であるため要注意です。肌のためにも健康のためにも、加湿器は必要不可欠です。
血行不良によって、肌細胞に栄養が届きづらくなると保湿力のある角質が保てなくなります。さらに乾燥によって角層の水分が失われ、寒さによって皮脂の分泌も少なくなることで肌の乾燥が進み、角質が剥がれて細胞と細胞に隙間ができてしまうのです。その隙間に風が吹き込むことで更なる乾燥がすすみ、刺激や細菌が入り込みやすい角層になり、かゆみを感じやすくなります。
また、その状態で水仕事を繰り返すと、乾燥した肌にはヒビやあかぎれが生じ、俗にいうパックリ割れを引き起こしてしまいます。
乾燥は、肌の老化を促進させてしまう原因の一つです。この乾燥にうまく対処し、健康で保湿された肌の維持を目指しましょう!