シミのレーザー治療後に注意すべきポイント5つ
公開日:2019/11/04 / 最終更新日:2020/06/18
シミ取りにはQスイッチルビーレーザーなどを用いたレーザー治療が有効です。メラニン色素のみに反応するレーザーを照射することで、周囲の皮膚を傷つけない高度な治療が可能になります。
ただし、レーザー治療後は患部がとても敏感になるため、生活の中でいくつかの注意が必要です。シミをしっかり改善し、色素沈着の再発を防ぐために、治療後の注意ポイントを確認しておきましょう。
シミのレーザー治療後に注意すべきこと
患部をこすらない
レーザー照射後の患部は、軽いやけどを負ったような状態です。摩擦などの刺激を与えると炎症が悪化し、新たな色素沈着が生じる恐れがあります。治療後はしばらく保護シールなどで患部を保護していますが、その上からもこすらないように十分注意しましょう。保護シールを取り外す際も、刺激が加わらないようにゆっくり慎重に扱ってください。
かさぶたを無理に剥がさない
レーザー治療後は、3~5日ほどで患部がかさぶた化します。無理に剥がすと刺激が加わって色素沈着の原因になってしまうので、自然に剥がれるまで触らないでおきましょう。1週間~10日ほどかさぶたの状態が続きますが、保護シールで覆っていればそれほど目立つことはありません。
処方薬を正しく使用する
レーザー治療後には、塗り薬や飲み薬などが処方されることがあります。これらはシミの再発を防ぐための薬なので、正しく使用することが大切です。塗り薬を使うときは患部を擦らず、やさしく丁寧につけるようにしましょう。
紫外線を当てない
レーザーを照射した部位は、一時的にバリア機能が低下した状態です。紫外線を浴びるとその刺激が強く加わり、新たなシミができる原因になってしまいます。最低でも施術後1か月は、患部に紫外線を当てないようにしましょう。UVカット効果のある保護テープもありますから、活用することをお勧めします。
保湿をする
かさぶたが自然に剥がれたあとは、その下からピンク色の新しい皮膚が現れます。その皮膚は乾燥しやすく、バリア機能もまだ十分に備わっていません。乾燥トラブルを防ぐとともに外部刺激から保護するために、しっかりと保湿してあげましょう。保湿剤はクリニックで処方されるもの、もしくは低刺激で保護作用の高いワセリンを使うと安心です。
レーザー治療後の敏感な肌を守りましょう
レーザー治療後は、保護テープや保湿、十分な紫外線対策などで肌を守ることが大切です。正しいケアで、シミに悩まされないキレイな肌を取り戻しましょう。