30代から準備しよう! ホルモンバランスを整える「ホル活」
公開日:2019/11/02 / 最終更新日:2020/06/21
女性ホルモンは女性の美と健康を司る大切な物質です。とはいえ、ただ女性ホルモンの量を増やすだけでキレイになれるわけではありません。ホルモンは自分の意思では増やしたり減らしたりできないものだからこそ、日々どのように過ごすかが大切になります。
ここでは、女性にとって大切なホルモンはどのような影響を体に与えているのかと、どのようにホルモンバランスを整えていけばよいのかをご紹介します。
■ホルモンが女性に与える影響
女性ホルモンは美容・妊娠・出産に関わる物質です。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、どちらも卵巣から分泌されます。女性性を司るだけでなく健康維持のためにも必要なものですが、エストロゲンもプロゲステロンも30代後半から分泌が少なくなってしまいます。
では、分泌が減少してしまうとどのようなことが起こるのでしょうか。まずはそれぞれの働きを見ていきましょう。
・「美のホルモン」とよばれるエストロゲン
エストロゲンは髪や肌のハリとツヤをキープしてくれる、美容のために欠かせないホルモンです。美容面だけでなく精神面の健やかさもキープしてくれます。
・「母のホルモン」であるプロゲステロン
プロゲステロンは妊娠や生理に関するホルモンです。妊娠の維持をしてくれたり、体内の水分量をコントロールしてくれたりしています。
■ホルモンが減少するとどうなるの?
女性の体は、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れるとさまざまな不調が起こります。
「更年期」という言葉はご存知でしょう。更年期はエストロゲンの減少によって引き起こされ、肌のハリが失われたりシワができたりするほか、イライラすることが増えてしまうのです。
そのほかに、生理が不規則になるのも女性ホルモンのバランスが崩れているサインとなります。
■ホルモンバランスを整えるためにはどうすればいい?
ホルモンを自分で増やしたり減らしたりすることはできませんが、なるべく減少させないための対策を行うことは可能です。ここでは、ホルモンバランスを整える方法をご紹介します。
・ストレス解消法を見つけておく
ホルモンの一番の大敵はストレスです。ストレスが溜まると自律神経の働きが乱れ、卵巣の機能を低下させてしまいます。自分なりの発散法を持ち、ストレスと上手に付き合うようにしましょう。
・寝る前にスマホを見ない
睡眠の質は女性ホルモンの分泌にも影響するため、寝る前にスマホを見ていると睡眠の質が悪くなり、ホルモンの分泌が乱れてしまいます。
・大豆製品を摂取する
直接的に女性ホルモンが整うわけではありませんが、大豆に含まれるイソフラボンがエストロゲンと似た働きをします。しかしやみくもに食べればいいというわけではなく、効果もサプリ程度です。
「大豆製品を食べなくては」ととらわれてしまうと、ストレスが溜まってしまい本末転倒です。食事は一品に偏らず、バランスよく食べることを心掛けましょう。
ホルモンバランスを整えるためのキーワードは「ストレス」です。規則正しい生活を意識しながらストレスを上手にコントロールすることが、ホルモンを減少させないことにつながります。
まずは簡単にできることから始めて、ホルモンバランスを整えていきましょう。