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30代からの疲れを取る「1日2食」ルールって?

公開日:2019/10/30 / 最終更新日:2019/11/01

笠井 美貴子笠井 美貴子院長

30代からの疲れを取る「1日2食」ルールって?

疲れたとき、みなさんはどんな食事をしていますか? スタミナをつけて明日に備えよう、そのために今日は焼肉だ……などと、パンチのある食事をすることで元気になろうと考える方は要注意。その食事にこそ、疲れが取れないヒントが隠されているかもしれません。
食べることで疲れをコントロールしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

■少食こそが健康への近道

・腹6分目で育てたマウスは寿命が2倍

1935年、米コーネル大学で行われた実験ではマウスを腹6分目で育てると寿命が2倍になるという結果が出ました。アンチエイジング効果があるサーチュイン遺伝子は、空腹のときに活性化することがわかったのです。つまり、空腹の時間が長いほど若々しくいられるということになります。また、食べ過ぎは内臓に負担をかけるため、疲れを感じる原因にもなります。食べすぎないことこそが、疲れを取ることにつながるのです。

・胃腸が食べ物を消化していると、寝ても疲れたままになる

食べ物がお腹に入っている限り、胃腸は働きを止めることができません。内臓が動き続けていると、体は本当の意味で休息することができないのです。これは食事の量はもちろんですが、食べる時間も関係しています。寝る直前に飲食してしまうと、当然寝ている間も胃腸は働き続けるため、その結果として疲れが取れなくなってしまうのです。

■1日2食生活で活力を取り戻す

・昼食を抜いてみる

1日2食をスタートする際は、昼食を抜くことから始めると過ごしやすいです。朝と夜の食事を多めに取っておけば調整が簡単なので、ぜひここから試してみてください。それだとどうしてもお腹が鳴りそうで不安、という方は水をたくさん飲んだり、スルメのような噛みごたえがあり低カロリーなおやつを用意しておいたりすると安心です。

・最終的には夜抜きがお勧め

前述の通り、寝る直前に食事をすると消化活動が終わらず、寝ても疲れが取れない、ということになりやすいため、夕飯を抜いて1日2食にするのが理想的です。難しいという方は、まず寝る3時間前には固形物を食べないというところから始めてみましょう。空腹感が意外とクセになるかもしれません。

・まずは1日の中で調整することから

1日3食をきっちりと食べていると、「2食にしましょう!」と突然言われてもハードルが高く感じるかもしれません。そうした方にお勧めしたいのが、1日の中で辻褄を合わせることです。たとえば、お昼に食べすぎたなと感じたら夜は軽くしてみたり、飲み会があるとわかっているときは、あっさりとしたランチで済ませたりしてみてください。慣れてくると、2食になっても大丈夫だと思えるようになるでしょう。

たくさん寝ても疲れが取れていないという方は、1日の食事量が多すぎたり夕食の時間が遅かったりする可能性があります。食事を軽めにすると、疲れが取れやすくなるだけでなくアンチエイジングの効果もありますので、ぜひ一度試してみてください。

Profile このコラムは私が担当しました!

笠井 美貴子

笠井 美貴子院長かさい みきこ

シロノクリニック銀座

丁寧なカウンセリングと豊富な知識に基づく確かな治療で、多くの患者様から厚い信頼を獲得。 美への探究心が強く、結果に差がつく高い技術と気さくな人柄で心身共にトータルで美を提供します。

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