3つのニキビ跡タイプとその治療方法
公開日:2016/10/26 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- ニキビ跡の原因は様々
- 3つのニキビ跡タイプ
- ニキビ跡タイプに合わせた治療法選びが重要
ニキビ跡の原因は様々
ニキビ跡の状態は、できた部位や肌質、体質などによって様々です。
ニキビ跡には主に3つのタイプがあり、タイプによって治療方法が異なります。今回は3つのニキビ跡タイプと、それぞれのニキビ跡にあった美容外科での治療法をご紹介します。
3つのニキビ跡タイプ
ニキビ跡は、外見的な特徴から、大きく3つのタイプに分類されます。
・赤みタイプ
ニキビができてから6ヶ月以内のものに多く、血管や筋肉がお肌から透けることで、赤く見えます。
・色素沈着タイプ
紫色や茶色のニキビ跡です。赤みタイプの毛細血管が内出血を起こしてしまうと紫色に、さらに紫色のニキビ跡が紫外線を浴びてメラニンが増加することで茶色の色素沈着が起こります。
・クレータータイプ
肌の表面がクレーターのように凸凹したニキビ跡です。繰り返すニキビやニキビの悪化、化膿により真皮層のコラーゲンが破壊されてしまうことが原因で起こります。
これら3タイプのほかに、しこりやケロイドなどが原因で起こるニキビ跡もあります。ニキビ跡は、跡になってからの期間が長いと治療困難になるため、早期に対策を行うことが重要です。
ニキビ跡タイプに合わせた治療法選びが重要
美容外科で行われている、ニキビ跡の代表的な4つの治療法をご紹介します。
・シナジー
酸化ヘモグロビンに吸収されるレーザーを照射します。ニキビ跡の中でも、赤みタイプの治療に効果の高い治療法です。
・フォトシルクプラス
メラニンとヘモグロビンに反応する光を照射するため、色素沈着タイプのニキビ跡治療に効果的です。
・ピュアアクネス
アクネ桿菌を死滅させる光波長を用いたレーザー治療です。赤みタイプをはじめ、様々なタイプのニキビ跡の治療に幅広く使用することができます。アクネ桿菌を死滅させるため、ニキビ跡の解消だけでなく、ニキビの再発予防も期待できます。
・フラクセルレーザー
マイクロ単位の穴を皮膚に開けることで若い皮膚細胞を刺激、古い細胞を除去する治療法です。クレータータイプに効果が高く、ハリや弾力のある肌を取り戻す効果もあります。
美容外科では、肌質やニキビ跡の状態に合わせて、コラーゲン注入や美白剤、美容点滴などの治療法も適宜併用して治療が行われます。セルフケアで解消しないニキビ跡で悩んでいる方は、一度美容外科のカウンセリングを受けてみましょう。