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色素沈着しちゃうかも……ニキビ跡に紫外線対策が必須な理由

公開日:2019/07/16 / 最終更新日:2022/05/23

大野 由実大野 由実先生

色素沈着しちゃうかも……ニキビ跡に紫外線対策が必須な理由

できてしまったニキビ跡を早く改善するためには、十分な紫外線対策が必要不可欠です。ニキビ跡に紫外線を浴びると色素沈着が進み、治りにくくなるどころか、悪化する可能性があるのです。
一見関係のないようにも思える紫外線とニキビ跡ですが、この2つにはどんなつながりがあるのでしょうか。紫外線がニキビ跡に与える影響を、対策方法とあわせてチェックしてみましょう。

紫外線を浴びるとニキビ跡が悪化する!?

・紫外線を浴びると色素沈着が進む
ニキビ跡は、ニキビの炎症によってメラニン色素が大量に作られている状態です。そして紫外線は、私たちの肌の炎症を引き起こし、メラニン色素の生成を活発化させます。
つまりニキビ跡に紫外線を浴びると、さらにメラニン色素が作られて、色素沈着が進んでしまうのです。

・ニキビ跡はバリア機能が弱っている
ニキビ跡があるところには以前ニキビができていたわけですから、肌が荒れてバリア機能が低下しています。そこに紫外線を浴びると、いつも以上にダメージを受けて炎症が深刻化する恐れがあるのです。
もともとメラニン色素は、紫外線や炎症によって発生する活性酸素のダメージを吸収するために作られます。つまり炎症がひどくなればなるほどメラニン色素が多く作られ、ニキビ跡も悪化しやすくなるというわけです。

ニキビ跡に必要な紫外線対策とは?

・日焼け止めを塗る前に保湿をする
肌が乾燥していると紫外線ダメージを受けやすくなるうえに、ターンオーバーが乱れてメラニン色素が蓄積しやすくなります。
日焼け止めにはもともと肌を乾燥させる成分が含まれているので、塗る前には保湿をしっかりしておきましょう。

・紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使う
日焼け止め効果を持つ成分は、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類に分けられます。紫外線吸収剤は肌への刺激が強いので、できるだけ紫外線散乱剤によるノンケミカルタイプの日焼け止めを選びましょう。

・日焼け止めは肌をこすらず優しく塗る
肌をこすりながら日焼け止めを塗ると、その摩擦によって炎症が起こる危険性があります。ニキビ跡の悪化につながってしまいますから、肌をこすらず優しく塗るようにしましょう。

・日焼け止め効果のあるパウダーを重ねる
日焼け止めを塗った後は、UVカット効果のあるフェイスパウダーやルースパウダー、ミネラルファンデーションなどを重ねると、汗や皮脂によるメイク崩れを防ぐことができます。紫外線をカットする効果が高まるうえに、毛穴やニキビ跡をカバーしてくれるので、キレイな仕上がりになります。

・日焼け止めをこまめに塗り直す
日焼け止めは時間の経過とともに、汗や摩擦によって落ちていきます。ニキビ跡にダメージを与えないためにも、日焼け止めは2~3時間おきに塗り直すようにしましょう。

・日傘・帽子・ストールなどを活用する
紫外線を効率よくブロックするためには、日焼け止めだけでなく、日除けグッズを使用することも大切です。日傘や帽子、地面からの照り返しをブロックするストールなどを、上手に活用しましょう。

以上、ニキビ跡の改善につながる紫外線対策方法をご紹介しました。
ニキビ跡のないキレイな肌を目指すために、まずは十分な紫外線対策を心掛けましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

大野 由実

大野 由実先生おおの ゆみ

シロノクリニック恵比寿

豊富な知識と経験に基づく、的確かつ丁寧なカウンセリングが人気。最新技術の更新に積極的で、ドクター陣からの信頼も厚く、指導も兼務。 注入やたるみ治療など、豊富な経験が物を言う治療法を熟知しています。

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