美白はNG? 日焼け後の正しいケア方法
公開日:2019/08/13 / 最終更新日:2022/05/20
日差しが強く日照時間が長い夏は、必然的に紫外線をダイレクトに浴びる時間が増えます。また海水浴やキャンプをはじめ、紫外線対策を十分に行っているつもりでも日焼けしてしまう機会があります。紫外線による肌へのダメージを抑えるには日焼け後のケアを怠らないことが大切です。
今回は、日焼け後の肌をいたわる正しいケア方法をご紹介します。
日焼けした肌にはNG! 避けるべきケア
紫外線を浴びた肌は非常に敏感な状態になっています。間違ったケアを行ってさらに肌を刺激してしまわないよう注意が必要です。
・美白化粧品を使ったケア
紫外線によるシミを防ごうと、日焼けした肌の応急処置として美白化粧品を使ったケアを行っていませんか。
ほとんどの美白化粧品にはビタミンC誘導体やハイドロキノンをはじめ、肌への刺激が強い美白成分が配合されています。バリア機能が低下している日焼け後の敏感な肌に美白化粧品を使用することで、肌に刺激を与えてしまいます。美白化粧品の使用は肌のヒリヒリとした感覚やほてりが落ち着いてからにしましょう。
・パッティングやシートパック
日焼けした肌のほてりはできるだけ早く鎮静させることが大切ですが、コットンや手で何度も化粧水をパッティングしたりシートパックを使ったりといったケアは避けましょう。特にコットンを使ってパッティングを行うと、肌の表面を傷つけてしまうだけでなく、敏感になっている肌のバリア機能をさらに低下させてしまいます。
また、シートパックには美容成分が含まれていることが多く、美白化粧品同様に日焼け後の肌には強い刺激となってしまいます。場合によっては炎症を起こしてしまうこともあるため、十分に注意しましょう。
正しいアフターケアで日焼けのダメージを緩和
紫外線のダメージを最小限にとどめるには日焼け後のアフターケアを72時間以内に行うのがポイントです。
・しっかり冷やして熱を鎮静化
紫外線を浴びた肌は、軽いやけどを起こしているのと同じ状態です。まずは肌のほてりをとるためにしっかりと冷やしましょう。
冷たいシャワーを浴びるのはもちろん、保冷剤をタオルで包んだものや氷水で濡らした冷たいタオルを優しく当てて熱が引くのを待ちます。保冷剤や氷を直接肌に当てるとしもやけのようになってしまうため、必ずタオルで包みましょう。
・刺激を避けてたっぷりと保湿
肌のほてりや熱が引いたら低刺激の化粧水を使い、しっかりと保湿を行いましょう。化粧水をつけるときは何度もパッティングをするのではなく、コットンや手にとって優しく押さえるようにつけると肌を傷つけることなく保湿できます。また、化粧水を冷蔵庫で冷やしておくと肌の炎症を鎮静化させながら保湿も行うことができお勧めです。
日焼け後の肌をケアするときは、肌の炎症を抑え熱をとることを優先しましょう。さらに水分補給をこまめに行い、ビタミンAやEを多く含むトマトやアボカド、ナッツなどの食材を積極的に摂ることを心掛けると体の内側から潤いを取り戻すことができます。正しいケアを行い、美しい肌を保ちましょう。