朝の洗顔の重要性

「夜はメイクをせずに眠っているだけだから汚れていない」と、朝の洗顔が必要ないと感じる方もいます。しかし私たちが眠っている間、肌からは汗や皮脂が分泌され、ほこりが付着した状態となります。

また、寝る前に使った基礎化粧品の油分が肌表面に残っていると、化粧くずれやベタつきにつながります。水だけの洗顔では皮脂汚れはなかなか落とすことができませんが、洗顔料を使って洗いすぎることも、皮脂を奪いすぎて肌を乾燥させるきっかけとなります。
大切なことは、寝ている間に肌に付着した汚れを落としつつ、皮脂を落としすぎないことです。

朝の洗顔とケア方法

私たちの肌タイプは大きく4つに分けられます。朝の洗顔方法でお悩みの方は、自分の肌タイプに合わせた洗顔方法を試してみましょう。

・肌タイプ別に見る朝の洗顔方法
【脂性肌】
全体的に肌がベタついてテカりやすく、メイクが崩れやすい脂性肌の方は朝の洗顔も洗顔料を使って行うのがお勧めです。特にテカりやすいTゾーンは丁寧に洗いましょう。

【混合肌】
Tゾーンは皮脂が多くベタつきやすいけれど頬は乾燥が気になるという混合肌の方は部位によって洗顔方法を分けましょう。テカりが気になりやすいTゾーンやあごには洗顔料を使用し、頬は泡で軽く洗い流すという洗顔方法がお勧めです。

【乾燥肌・敏感肌】
化粧ノリが悪く、ツヤのないカサカサとした乾燥肌の方や、肌に赤みや炎症を起こしやすい敏感肌の方は、洗顔料を使わずぬるま湯のみにすることで肌へ刺激を与えずに洗顔できます。小鼻やあごなど、皮脂が気になる部分にのみ洗顔料を使っても良いでしょう。

・拭き取り化粧水の活用もお勧め
忙しい朝に洗顔料を泡立てるのが面倒な方や、できれば水だけで洗顔を終えたいという方には、皮脂や汚れなどを落としてくれる拭き取り化粧水を使う方法があります。
ぬるま湯で軽く洗顔した後、皮脂が出やすくテカりやすいTゾーンやあごを中心に拭き取り化粧水をたっぷりなじませたコットンで優しくケアします。

・忘れずに行いたい洗顔後の保湿
朝の洗顔で皮脂や汚れをキレイにしたあとは、しっかりと保湿を行いましょう。洗顔後の肌は皮脂が少なくデリケートな状態のため、できるだけ早く化粧水や乳液で保湿を行い、肌の状態を整えてあげることが大切です。
拭き取り化粧水を使用した場合も同様に保湿を行いましょう。

朝の洗顔は、健やかでキレイな肌を保つために必要なケアです。自分の肌タイプやその日の肌の状態に合わせて、洗顔料や拭き取り化粧水を活用しましょう。