秋の保湿は「セラミド」がカギ! 役割と効果とは?
公開日:2019/10/01 / 最終更新日:2019/10/15
秋になると、急に肌のかさつきや粉を吹くような乾燥感が気になります。
肌の乾燥の原因は、セラミド不足。加齢などでセラミドが減少すると肌が水分を失い、しぼんだようになってしまうため老け顔に見られがちです。
ここでは美肌のための大切な要素である「セラミド」に注目し、その基礎知識とセラミドの補い方についてご紹介します。
■セラミドとは?
・保湿に欠かせない成分
肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層に分かれており、このうちの表皮はさらに4層に分かれています。
セラミドは、肌の表皮の一番表面にある角質層に存在する細胞間脂質です。レンガのように積み重なっている肌細胞の間で油分を抱え込むことに加え、親水性があるので水分を一緒にキープする役割も担います。
セラミドは私たちの体に生まれた時から存在し、肌のバリア機能を守っています。赤ちゃんや幼い子どもの肌がふっくらとしてツヤがあるのは、たっぷりセラミドがあるおかげです。 また、肌細胞同士を滑らかにつないでいるため、きめ細やかな肌を作ります。
・セラミド不足がエイジングを招く
セラミドは20歳頃からどんどん減りはじめ、40歳頃では約半分になると言われています。そのため、年を重ねるごとに乾燥や肌トラブルを起こしやすくなるなど、バリア機能の低下をはっきりと自覚するようになるのです。
またターンオーバーの乱れや過剰な洗顔もセラミド不足につながります。セラミドを不足させないためにも、きちんとケアすることが大切です。
■効果的にセラミドを補う方法とは?
セラミドを補うには、保湿をしっかり行うことが大切です。
化粧水や乳液、クリームなど、自分の肌質に合ったもので保湿ケアに重点を置いたスキンケアを心掛けましょう。最近ではセラミド入りのスキンケア化粧品も豊富なので、普段のお手入れに取り入れてみてください。
セラミドは入浴や体を洗うことで流れ出てしまうので、セラミド入りの入浴剤やボディソープを使うこともお勧めです。くれぐれも強く肌をこすらないように気を付けましょう。
また、普段の食事からもセラミドを摂ることができます。 こんにゃくには多くのセラミドが含まれており、パイナップルなどの南国フルーツはセラミドを増やす働きがあると言われているので、積極的に摂取してみましょう。
セラミドは、しっとりときめ細かな肌には欠かせない成分です。
加齢によって減ってしまうので、いかに効果的に補っていくかがアンチエイジングのためのポイントです。
ぜひ普段のスキンケアや食事からこまめに摂るよう心掛けて、キレイな肌を目指してください。