妊娠線は完全に消すことが出来るの？

人の皮膚は、表皮・真皮・皮下組織から出来ています。
表皮は伸縮性があるので伸び縮みすることができるのですが、真皮や皮下組織は伸縮性があまりないので、お腹の中で赤ちゃんが成長して皮膚が伸びる際に、急激な変化についていけず裂けてしまうことがあるのです。
この避けが皮膚の表面に現れ、亀裂が生じた状態が妊娠線になります。
出来始めの時は赤紫色の線状班で、時間が経つにつれて傷口のように痕になって肌に残ってしまうのです。

・太っている人
・小柄、細身で太った経験のない人
・多胎児妊娠の人
・過度の乾燥肌の人
・加齢や生活習慣で肌が老化している人

以上の項目に当てはまる人は妊娠線が出来やすいとされています。
体型の増減を経験して皮膚がある程度伸びる人は、肌に潤いがある人は妊娠線が出来にくいとされており、また妊娠線のケアを行っている人も妊娠線を予防できます。
一度出来た妊娠線は完全に消し去ることが難しく、目立たなくする、よりほかの肌部分に馴染ませることが一番の対策方法といえます。
また、妊娠線が痒いからと掻いてしまうと傷口が悪化してしまうので、気を付けるようにしてください。

必見！ 妊娠線を目立たなくするケア方法

上記でもお話した通り、妊娠線は完全に消し去ることが難しいです。
肌表面だけでなく、真皮や皮下組織が関係している傷なので、根気強くケアを続ける必要があります。
妊娠線を目立たなくするケア方法には、以下のようなものが挙げられます。

・マッサージ

1. 1. お腹全体に、伸びの良いクリームを馴染ませる
2. 2. おへそから外側に向けて皮膚を優しく撫でる
3. 3. 妊娠線の部分にクリームをよく馴染ませ、周辺と一緒にゆっくりと円を描くように撫でる

マッサージにより代謝を促せば、肌の再生を早めて皮膚が皮膚も柔軟になり、ハリやツヤを取り戻すことができます。
バスタイムや入浴後の代謝がよくなっている時に行うと、肌にも血行にも刺激を与えることが出来ますよ。

・保湿
乾燥肌の人は特に、美容液や乳液を使い肌の保湿をしましょう。
保湿をすることで肌の潤いが守られ、妊娠線が目立ちにくくなります。
特に冷房などで肌の乾燥しやすい夏場は、朝晩でケアを行うと良いでしょう。

・急激なダイエット、リバウンドを防ぐ
産後、早く痩せようと無理なダイエットをしていませんか？
急激な体重の増減は皮膚が付いていけず、皮がたるんで妊娠線がより目立ってしまいます。
ダイエットを行う際は運動をして筋肉を鍛えつつ脂肪を減らし、引き締まった皮膚を手に入れましょう。
また、リバウンドをすると肉割れの増加を引き起こす可能性があります。

・美容皮膚科でケアを
妊娠線を確実に消したいなら、美容皮膚科でのケアを行うと効果的です。
セルフケアと併用することで、より妊娠線を目立たなく、場合によっては完全に消すことも期待出来ます。

妊娠線が薄くなれば、大きくなった子供を連れて海で水着を着るのも夢ではありません。
しっかりとケアを行い、キレイなお腹を取り戻しましょう！