水仕事で手がカサカサ! 手荒れを起こさないための対策
公開日:2017/07/10 / 最終更新日:2019/08/22
1日に何度も水仕事をしていると、どうしても手がカサカサになってしまいます。かゆみや痛みを伴うことも少なくありません。
そこで今回は、手荒れが起こる原因と対策についてご紹介します。
水仕事で手が荒れる原因は?
なぜ水仕事をすると手が荒れるのでしょうか。それは、水に触れることで手を外部刺激から守ってくれるバリア機能が洗い流されてしまうからです。バリア機能が正常に働かなくなることで、肌本来が持つ水分が蒸発しやすくなります。それと同時に、外部からの刺激に敏感になり、かゆみや湿疹などの症状として現れることもあります。水だけでなく、洗剤が刺激となりバリア機能を低下させることもひとつの原因といえるでしょう。
水仕事のときはゴム手袋を!
少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、水仕事のときにゴム手袋をつけるだけで手荒れ対策になります。水に触れる時間を減らすだけでなく、洗剤からも手を守ってくれます。できれば野菜などを洗うときにもゴム手袋をつけることをお勧めします。一度ゴム手袋をつける癖がついてしまえば、ひどい手荒れから解放されるでしょう。
水仕事の前後にハンドクリームを
水仕事のあとにハンドクリームを使用する人は多いですが、水仕事の前にもハンドクリームを塗ることで手荒れを防ぐ効果があります。「水に触れたらすぐに落ちるのでは?」と感じるかもしれません。しかし、それで良いのです。塗っているのといないのでは、肌に受ける刺激が変わってくるからです。
そこで、炊事中にもこまめにハンドクリームを塗る習慣をつけましょう。ハンドクリームの成分が気になる場合は、口に入れても安心だという商品を使用すると良いでしょう。
熱すぎるお湯はNG!
洗い物のときのお湯の温度も肌荒れと関係があります。手荒れを起こさないためには冷たい水が良いのですが、冷たい水では汚れが落ちにくく水切れも悪いです。
ただ熱いお湯は、もっとも手荒れが起きやすい温度です。そのためお湯の温度は人肌か、それよりも少しぬるめの温度に設定してください。
手が荒れてしまったら
一度手荒れが起きてしまうと、治りにくく繰り返し症状が現れることも多いです。手が荒れてしまったときは、症状に合った薬を使用してなるべく早く治すことが肝心です。かゆみなどには軟膏を、ぱっくりと割れてしまったところにはワセリンなどで保護すると良いでしょう。
人目につきやすい手をキレイにしておくことで、周囲からの視線も変わります。
ただあまりにひどい場合は、皮膚科を受診して治療を受けるようにしてください。