ストレスでワキガの臭いが強くなるってホント? 対策方法とは
公開日:2017/10/06 / 最終更新日:2022/02/01
「ストレスを受けるとワキガが強くなる」といわれていますが、これは本当です。ワキガ体質ではない方でも、ストレスを感じれば体臭が強くなるほど、ストレスと汗には関係があるのです。
では、なぜストレスが体の臭いに関係しているのでしょうか。詳しいメカニズムと、ストレスとワキガの両方に効く対策方法を探ってみましょう。
ストレスとワキガの関係性
ワキガの臭いは、皮膚のアポクリン腺から出る汗が原因となります。この汗自体は無臭なのですが、皮脂と混じることでワキガ特有の臭いへと変化するのです。そしてストレスは、その臭いの原因となる皮脂を増やす作用があります。自律神経が乱れることでホルモンバランスが崩れて、皮脂の分泌量が増えてしまうのです。
また、ストレスを感じたときは汗の量が増えます。汗と皮脂の両方が増えるため、おのずとワキガの臭いも強くなってしまうのです。なお、これはワキガ体質ではない人でも同じです。皮脂の閔妃津領が増えれば、加齢臭の発生にもつながります。
ストレスとワキガを軽くする対策方法とは?
ワキガを抑えるためには、ストレスも同時に軽くすることが大切です。両方に効果のある対策方法を詳しく見ていきましょう。
・半身浴をする
半身浴にはリラックス作用があり、自律神経の乱れを整える効果があります。副交感神経を優位にするため、睡眠の質の改善にも効果的です。また、半身浴をすることで発汗が促され、老廃物の排出、汗腺の強化につながり、サラサラとした汗がかけるようになります。その結果、ストレスとワキガの両方に良い効果が期待できるのです。半身浴は38~40℃のぬるめのお湯をみぞおち辺りにまでためて、15~20分ほどじっくり浸かりましょう。半身浴の前後には水分補給をすることも忘れずに。体を冷やさないように常温の水をお勧めします。
・適度な運動をする
適度な運動も自律神経を整え、リフレッシュ効果をもたらしてくれます。ウォーキングやサイクリングなど、軽めの運動で気持ちいい汗を流しましょう。ただし苦手な運動では、かえってストレスになってしまうので要注意。カラオケやダンス、散歩や掃除でも十分に対策として成り立っているので、好きなものをチョイスするようにしましょう。そして汗をかいた後は必ず入浴し、雑菌の繁殖を抑えることも大切なポイントとなります。
薄着のシーズンになると、どうしても悩みの種になるワキガですが、気にし過ぎてしまうと、その行為自体がストレスになって、かえってワキガを強くしてしまいます。制汗剤などでニオイ対策をしたあとは、ワキガのことを考えないようにすることが大切です。