生理周期に合わせたスキンケアでトラブル知らずに!
公開日:2017/03/08 / 最終更新日:2019/10/16
肌の状態は日によって変わるもの。
食事や睡眠、その日の体調などの影響でも調子が変化しますが、特に大きな影響をもたらすのが女性ホルモンです。
生理前になると肌荒れしやすくなる人は多いと思います。逆に、生理が終わってからしばらくの期間は肌の調子が良くなる人が多いのではないでしょうか。
女性の肌の状態は生理周期によって変化するもの。
時期に合わせたスキンケアを行うことが、美肌を保つコツなのです。
生理周期と女性ホルモンのバランス
女性ホルモンには、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。この2つのホルモンは一定の周期で分泌量のバランスが変化していきます。
エストロゲンは、生理の終わりごろから排卵前にかけて分泌が増えるホルモンです。エストロゲンは、女性らしい身体を作り、肌の状態を整えるのに役立ちます。
プロゲステロンは、排卵後から生理までの間に分泌が増えるホルモンです。妊娠を助ける働きがあるため、体内に水分を溜めこみやすくなり、体温を上げたり、食欲を増進させたりします。
生理周期に合わせたスキンケアのポイント
生理周期は「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4つの時期に分けることができます。このそれぞれの時期の肌に合わせたスキンケアを行うことが、トラブルを避けて美肌を保つコツです。
・月経期
生理中は体温が低く、血行も悪くなる時期です。
この時期は肌が乾燥しやすくなるため、保湿に重点を置いたスキンケアを心掛けましょう。
・卵胞期
生理後の約1週間は、エストロゲンの分泌が最も増える時期です。肌の調子は自然と良くなり、トラブルが起こりにくい時期なので、角質ケアなど肌の負担になりやすいケアを行う場合はこの時期に取り入れるのがお勧めです。
・排卵期
排卵前後の数日間は、エストロゲンの分泌も多いですが、プロゲステロンの分泌も徐々に増えてくる時期です。肌は再び乾燥しやすい状態になるため、丁寧な保湿を心掛けましょう。顔やデコルテのリンパマッサージなどを行うのも良いですね。
・黄体期
排卵後、生理前の約10日間程度は、プロゲステロンの分泌が最も増える時期です。この時期は、身体がむくみやすく肌がオイリーになりやすくなります。肌は刺激に弱くなり肌荒れやニキビができやすく、紫外線のダメージも受けやすい状態に。この時期のスキンケアは、できるだけ刺激を避けて普段通りのケアを丁寧に行うようにしましょう。
例えば、生理前に肌の調子が悪いからと普段と違うケアを試すのは肌にとって負担が大きくなってしまいます。
自分の生理周期を把握して、時期に応じた最適なスキンケアを行っていくことで、トラブル知らずの美肌を育てることにつながります。ぜひ意識してみてくださいね。