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肌荒れ対策のための豆知識! 「花粉症」の時期と種類

公開日:2017/08/08 / 最終更新日:2019/08/20

徳永 真理徳永 真理先生

肌荒れ対策のための豆知識! 「花粉症」の時期と種類

花粉症といえば「春先になるもの」と思い込んでいませんか?
しかし花粉は年中飛散していて、春先以外にも強いアレルギー症状を引き起こすことがあります。そしてその影響は鼻や目だけでなく、肌にまで及ぶ危険性があるのです。
肌荒れを予防するためにも、どの時期にどのような花粉で症状が見られるのか、しっかり把握しておきましょう!

春に多い花粉と症状

春先は花粉症に悩まされる人が最も増える時期です。その中でも一番多いのが、スギ花粉による花粉症です。スギ花粉は2月~GWまで飛散し、鼻のアレルギー症状を始め、目やのど、肌荒れなどを引き起こします。
また、ヒノキ花粉も同時期に飛散します。比較的関西での飛散量が多く、3~5月にスギ花粉と同様の症状を引き起こすのが特徴です。
春先はその他にも、シラカバ、ネズ、オオバヤシャブシなど、数多くの花粉が飛び交います。マスクで花粉との接触を回避し、症状がひどい時は薬を利用しましょう。

夏に多い花粉と症状

夏はイネ科の花粉飛散量が多くなります。4~10月までと長く飛散していますが、5月と8月がピークの時期です。症状は鼻、目、のどに強く出ます。夏にマスクをするのは不快なものですが、症状がひどい時は着用をお勧めします。

秋に多い花粉と症状

秋に多くなるのが、ブタクサによる花粉症です。ブタクサは8~10月に、日本中に広く飛散します。症状はくしゃみ、水っぽい鼻水などです。気温が低くなる時期なので風邪だと勘違いしがちですが、長く鼻炎が続く場合は花粉症を疑いましょう。
さらにヨモギ、カナムグラの飛散量も秋に多くなります。時期は長くありませんが、のどに症状が出やすい傾向があります。

冬に多い花粉と症状

実は冬でも、わずかながら花粉が飛散しています。春先に多いスギ花粉が、11~12月に若干飛散しているのです。
また、冬の暖かい日は秋の花粉が飛んでいることもあります。秋と同様に、風邪と間違って判断しないよう注意が必要です。

花粉は年中飛散しています。鼻にムズムズと不快症状が出たら、花粉症を視野に入れた正しい対処を行いましょう。
「毎年この時期になると症状が出る……」という場合は、特定の花粉に反応している可能性大です。

なお、肌荒れ予防のためにはマスクが有効ですが、肌に合わない製品を使うと刺激になり、荒れを悪化させることがあります。肌の保湿を十分に行ったうえで、自分に合ったマスクを使用しましょう。
また、フェイスパウダーは肌の表面をサラッとさせるため、花粉の吸着を防げます。こまめな予防策で、花粉の悪影響を受けないよう気をつけてください。

Profile このコラムは私が担当しました!

徳永 真理

徳永 真理先生とくなが まり

シロノクリニック銀座

「手術をしない美容医療によって、美しくすることができる」ところに魅力を感じて、美容皮膚科へ。注入箇所・量、デザインの精密な見極めが要求される、ボトックスやヒアルロン酸注入を得意としています。シロノクリニックのリーダー的存在、全治療のエキスパートです。

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