肌や体の不調が改善できる? 「昼寝」がもたらす美容効果とは
公開日:2019/05/26 / 最終更新日:2022/05/20
昼寝をすると記憶力や集中力がアップし、午後の仕事の効率がよくなるといわれています。しかし昼寝のメリットはそれだけではありません。実は女性が常に気を配っている美容面にも、嬉しい効果をもたらしてくれるのです。昼寝と美容にはどのような関係があるのか、期待できる効果とあわせてご紹介します。
昼寝と美容の関係とは
昼寝中には、健康的な体を維持するために欠かせない成長ホルモンが分泌されます。「成長ホルモンは夜の就寝時にしか分泌されない」と思っている方が多いかもしれませんが、実は昼寝をしているときにも分泌されるのです。
成長ホルモンが分泌されると新陳代謝の促進によって、美容や健康に以下のようなメリットがもたらされます。
昼寝に期待できる美容効果
美肌効果
睡眠中に多く分泌される成長ホルモンには、肌のハリを保つコラーゲンやケラチンの生成を促す働きがあります。昼寝をすることでシワやたるみを防ぎ、肌を若々しく保つ効果が期待できるのです。
成長ホルモンには紫外線ダメージを修復する働きもあるため、日焼けをしたときにも積極的な昼寝がお勧めです。ただし長く寝すぎると夜の寝つきが悪くなることがあるので、10~15分の昼寝を心掛けましょう。
ダイエット効果
睡眠不足になると、食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌量が減り、食欲が増してしまいます。しかし昼寝によってホルモンバランスが整えば、食欲をコントロールしやすくなるのです。また、昼寝をするとその後活動しやすくなるため、カロリー消費が増えるというメリットも期待できます。
さらに睡眠中に分泌される成長ホルモンには、筋肉の修復や成長を促す働きもあります。筋肉量が少ないと基礎代謝量が落ちて太りやすくなりますから、昼寝をして筋肉量の維持につなげましょう。
ストレスを緩和する効果
ストレスはメラニン色素の生成を促す活性酸素を発生させるため、シミの原因になります。また、過度のストレスは自律神経を乱れさせて、体の冷えや内臓機能の低下を招きます。
そんな美容の大敵といえるストレスの対策にも、実は昼寝が有効です。昼寝をすると、ストレスを引き起こすホルモンの増加を防げるといわれているのです。ストレスそのものだけでなく、ストレスによる不調を防ぐためにも、積極的な昼寝を心掛けましょう。
昼寝は肌や体だけでなく、心にまで働きかけて私たちの美容を後押ししてくれます。「最近睡眠不足だな」「疲れが溜まっているな」と実感しているなら、昼寝を習慣にしてみてはいかがでしょうか。