ニオイもかゆみも防ぐデリケートゾーンの正しい洗い方
公開日:2018/06/03 / 最終更新日:2022/07/13
デリケートゾーンは、その名の通り刺激に弱く肌荒れも起こしやすいパーツ。ニオイやかゆみも起こりやすく、症状を抑えようと必死に洗っていると言う女性も少なくありません。
しかし、その必死のケアが返ってダメージとなり、更なるニオイやかゆみを招いてしまっていることも……。
病気や肌トラブルを防ぐために、デリケートゾーンの正しい洗い方をマスターしておきましょう。
デリケートゾーンの洗い方が間違っているとどうなる?
・洗い過ぎるとニオイやかゆみの原因に
デリケートゾーンのニオイや汚れが気になるからと、洗浄力の強い石けんで洗ったり、頻繁に洗いすぎたりしていませんか? 過剰に洗い過ぎると、皮膚を健康に保っている常在菌のバランスが崩れて、かえってニオイやかゆみが強くなる恐れがあります。また、膣の中まで石けんで洗うと膣内環境が乱れて、おりものが多くなってしまうこともあるので注意しましょう。
・こすると色素沈着の原因に
デリケートゾーンの皮膚はとても薄く、小さな摩擦も負担になることがあります。ゴシゴシと強くこすりながら洗うと、色素沈着の原因であるメラニンが発生して黒ずんでしまうこともあるのです。デリケートゾーンはボディタオルなどではなく、指先で丁寧に優しく洗うことが大切です。
今日から実践したいデリケートゾーンの正しい洗い方
・デリケートゾーン専用の洗浄剤を使う
洗浄力の強いアルカリ性の石けんでデリケートゾーンを洗うと、常在菌のバランスが崩れてニオイやかゆみが出やすくなります。できるだけ弱酸性のデリケートゾーン専用ソープを使うようにしましょう。
・前→後ろの順で洗う
デリケートゾーンを後ろから前に向って洗ってしまうと、お尻の菌が入り込んでしまう恐れがあります。できるだけ前から後ろにかけて洗うようにし、洗い流す時も順序に気を付けましょう。
・泡を使って優しく洗う
皮膚や粘膜を傷つけないために、洗浄剤はしっかり泡立てた状態で使いましょう。泡をクッションにしながら、指の腹で優しく丁寧に洗ってくださいね。
・膣内は洗わない
前述した通り、外側を洗っている泡やボディーソープで膣内まで洗浄剤で洗うのはNGです。膣内を洗いたい場合は、膣内洗浄剤や使い捨てビデなどの専用品を使いましょう。
・ぬるま湯でしっかりすすぐ
汚れや洗浄剤が残ったままだと、ニオイやかゆみの原因になります。シャワーのぬるま湯をかけながら、細部までしっかりとすすぎましょう。
自分の洗い方が間違っていた……と気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただし多少のニオイは誰でもあるものなので、神経質になりすぎず、適切なケアを続けてください。