旬を迎える「アスパラガス」は美容に役立つ栄養たっぷり!
公開日:2017/01/14 / 最終更新日:2019/08/20
いろいろな料理に使いやすいアスパラガスは、スーパーなどで一年中いつでも買えますが、本来の旬は春から初夏にかけて。まさにこれからの時期のものが、もっとも美味しく、栄養価も高いのです。
癖が少なく、シャキシャキとした食感が魅力のアスパラガスは、美味しいだけでなく美容や健康に役立つ栄養もたっぷり詰まっています。
今回は、アスパラガスに含まれる注目の栄養成分と、その効果についてご紹介します。
アスパラギン酸
アスパラガスの穂先には、アミノ酸の一種「アスパラギン酸」が豊富に含まれています。
アスパラギン酸は、体内のエネルギー生産を促進し、疲労回復したり体調を整えたりといった働きがあります。
また、カリウムやマグネシウムなどのミネラルを細胞に届ける働きがあり、肌の新陳代謝を高めます。ターンオーバーが整い、肌の潤いを保つことにも役立ちます。
ビタミンA、C、E
アスパラガスには、抗酸化ビタミンであるビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEがすべて含まれています。肌の老化の原因となる活性酸素の働きを抑えるため、しわやシミなどの予防・改善に役立ちます。ビタミンCには、ビタミンEの抗酸化力を体内で再生させる働きがあるため、一緒に摂ることができるアスパラガスはエイジングケアに効果的であると言えます。
ビタミンAは肌や粘膜を丈夫にし、肌のターンオーバーを整えます。
ビタミンCはコラーゲン生成を助け、肌のハリを保つことに役立ちます。また、シミの原因となるメラニンの生成を抑えます。ビタミンEは、末梢血管を広げて血流を良くしてくれるため、くすみの改善やターンオーバーの促進につながります。
ルチン(ビタミンP)
アスパラガスには、ビタミンと似た働きをする「ビタミンP」の一種「ルチン」も豊富に含まれています。
ルチンも強力な抗酸化作用を持つため、ビタミンA、C、Eとともにエイジングケアに役立ちます。
また、ビタミンCの吸収率を高めるため、コラーゲン生成を助けることにもつながります。
毛細血管を強くする働きがあるため、ビタミンEとの相乗効果で血流改善効果も見込めるでしょう。
ご紹介した成分以外にも、食物繊維やオリゴ糖などが含まれ腸の環境を整えることにも役立つアスパラガス。
積極的に食事に取り入れて美肌作りに役立てたいですね。