ストレスで青クマ・茶クマができる!? 意外なメカニズムと対策方法
公開日:2019/05/30 / 最終更新日:2022/05/20
クマというと睡眠不足が原因だと思われがちですが、実はストレスが関係していることもあります。特にストレスと関係が深いのが、血行不良による青クマと、メラニン色素の沈着によって発生する茶クマです。ストレスがクマを発生させるメカニズムを、対策方法とあわせてご紹介します。
ストレスでクマが発生するメカニズム
青クマの場合
ストレスによって発生したストレスホルモンは、血管を収縮させて血行不良を招きます。すると血液中の酸素が不足して、血液の色が悪くなります。その色が目の下の薄い皮膚から透けて見えることで、どんよりとした青黒いクマができてしまうのです。
茶クマの場合
ストレスによって血行が悪くなると、肌のターンオーバーが遅れがちになります。すると、ターンオーバーとともに排出されるはずだった茶褐色のメラニン色素が蓄積しやすくなります。そのメラニン色素が肌に沈着することで、目元のくすみや茶クマを招いてしまうのです。
ストレスによるクマを防ぐには
ストレスを避ける
ストレスによるクマを防ぐためには、やはりストレス対策が必要不可欠です。ストレスになるようなことからできるだけ身を離し、自然体で生活できる環境を作りましょう。休養や睡眠を積極的に取ることも、ストレスとクマの予防につながります。
適度な運動をする
ストレスを避けるべきとはいえ、やむを得ない事情でストレスを溜め込んでしまう機会も多いもの。そんなときはウォーキングやヨガなどの適度な運動で、ストレスを発散させることをお勧めします。
適度な運動には自律神経を整える作用があるため、ストレスの緩和につながるのです。また、体を動かすと血行が良くなるため、肌のターンオーバーも整いやすくなります。
体を温める
体が冷えると、ストレスによる血行不良がさらに悪化してしまいます。衣類で防寒したり、できるだけ温かい食事や飲み物を選んだりして、冷えを未然に防ぎましょう。夜の入浴では体を温めるために、そして心身の疲れを和らげるために、しっかりと湯船に浸かることが大切です。
太陽の光を浴びる
太陽の光を浴びると幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが増えて、メンタルを安定させる効果が期待できます。特に起床後すぐに太陽の光を浴びると、体内時計が整って夜も安眠しやすくなります。日焼け止めや帽子などで紫外線対策をしながら、朝の散歩やウォーキングを行いましょう。
ストレスとクマには一見何の関係性もないように思えますが、実は深く関係しています。クマができているときは睡眠時間を見直すだけでなく、心の疲労回復も意識するようにしましょう。