ブーツも原因の一つ!? 寒い季節のむくみ対策
公開日:2016/10/03 / 最終更新日:2019/08/19
ロングブーツを履く機会が増える季節ですね。
「朝、ブーツで出勤して、日中は室内履きで仕事をして、帰宅時に再びブーツに脚を通したら脚がむくんでジッパーが上がらなかった!」なんて経験のある方は多いのではないでしょうか。
夏場はブーツを履かないから脚のむくみに気づきにくいという面もあるかもしれませんが、冬場はむくみが起きやすい季節であるというのも事実です。寒い季節のむくみの原因と対策について、美容皮膚科 シロノクリニック銀座 徳永真理院長がお伝えします。
寒い季節のむくみの原因は?
むくみとは、血流やリンパの流れが悪くなることによって、血液中の水分が血管やリンパ液から浸み出し、皮膚の下に溜まった状態のことを言います。
寒い季節は、身体が冷えることによって血液やリンパの流れが悪くなる人が多いものです。また、ブーツを履いて歩くと脚の筋肉の使い方に偏りが出がち。そうすると脚本来のポンプ機能が低下してしまうため、血流がさらに悪くなってむくみやすくなってしまうのです。
寒い季節のむくみ対策は?
寒い季節のむくみの原因は、冷えによる血行不良が大きいと考えられます。このため、身体を温め血液の流れを改善するのがむくみ対策に効果的です。
・身体を温める食べ物を摂る
血液サラサラにして血流を良くするには野菜をたっぷり摂りたいですが、キュウリやナスなどの夏野菜には身体を冷やす作用があるため、寒い時期にはあまりお勧めできません。身体を温める作用のある大根やかぶ、ほうれん草などの冬野菜を積極的に食べるようにしましょう。また、ショウガやネギ、にんにくなどにも身体を温め血行を促進する効果があります。
・入浴&マッサージで血行促進
身体が冷えがちなこの時期は、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かって芯まで温まる入浴を心がけたいところです。 入浴時や入浴後の身体が温まっている時に、むくみがちな脚を優しくマッサージすることで滞りがちなリンパを流してあげるのも効果的です。
寒い季節は、どうしても家にこもりがちで身体を動かす機会が減ってしまうという方も多いですよね。なるべく出かけて身体を動かすようにするのも大切ですが、あまり身体を動かせなかったという日にも、食事や入浴などで身体を温めたり血行を良くするように心掛けましょう。