レーザー治療・エイジングエア専門の美容皮膚科シロノクリニック

内側から美しく! 亜鉛の働きと美容との関係

公開日:2019/07/02 / 最終更新日:2022/05/20

大野 由実大野 由実先生

内側から美しく! 亜鉛の働きと美容との関係

美肌や美髪など、美容に良い成分というと多くの方がビタミンCやビタミンBといった成分を思い浮かべるのではないでしょうか。実は、多くの日本人に不足している成分の一つである亜鉛も、ビタミン群同様に美容に欠かせない成分であることをご存じですか?

今回は私たちの体に亜鉛が必要な理由や亜鉛を含む食材、美容との関係について見てみましょう。

亜鉛は必要不可欠なミネラル

亜鉛と聞くと、筋トレ中の男性がよく摂取しているのをイメージする方も少なくないでしょう。亜鉛は私たちの体にどのような影響をもたらし、亜鉛が不足すると何が起きるのでしょうか。

亜鉛の主な働き
亜鉛はマグネシウムに次いで体内に必要なミネラルといわれています。私たちの体内にはわずか2gほどしか存在しませんが、免疫力や生殖機能、神経の伝達など、生命維持に必要な酵素300種以上に含まれます。

亜鉛不足の見分け方
体の成長や免疫力の維持に関わるため、普段から亜鉛を十分に摂取することが大切です。インスタント食品や加工食品のように添加物が含まれる食品ばかり摂取していると、亜鉛の吸収が阻害され、結果として亜鉛不足に陥ってしまいます。

亜鉛が不足すると爪の表面の斑点や口内炎ができたり、貧血気味になったりと体にさまざまな不調が表れます。日頃から肌や爪のチェックを心掛け、亜鉛不足を見逃さないようにすることが大切です。

亜鉛を多く含む食材
亜鉛の理想的な摂取量は年齢や性別によって異なりますが、厚生労働省では成人女性で8g、成人男性で10gが1日の摂取量として推奨されています。

亜鉛を多く含む食材のなかでも代表的なのは魚介類のカキです。女性の場合、カキを3つほど食べれば1日に必要な亜鉛を十分に摂取できます。カキ以外にも牛肉やレバー、鶏肉、ひじき、納豆、アボカド、カシューナッツなど、さまざまな食材に含まれているため比較的摂取しやすいです。

また、亜鉛はクエン酸やビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が高くなるため、カキにレモンを絞ったり、鶏肉とパプリカを一緒に調理して食べたりと、ビタミンCを含む食材も意識して摂りましょう。

亜鉛と美容の関係

亜鉛は体内の細胞が正常に生まれ変わるために欠かせない成分です。そのため亜鉛が不足していると、美しい肌の基本となるターンオーバーが正常に行われず、ニキビや肌荒れといったトラブルを起こしてしまいます。亜鉛を十分に摂取できていれば、体内の新陳代謝や肌のターンオーバーが促進され、ツヤのある肌や髪の毛が手に入ります。

亜鉛は体の成長や健康のためにはもちろん、美しい肌や髪を作るためにも必要不可欠な成分です。毎日の食事で摂取するのが理想的ですが、難しい場合には栄養補助食品を活用するなど自分に合った方法で適切に亜鉛を摂取し、身体の内側から美しくなりましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

大野 由実

大野 由実先生おおの ゆみ

シロノクリニック恵比寿

豊富な知識と経験に基づく、的確かつ丁寧なカウンセリングが人気。最新技術の更新に積極的で、ドクター陣からの信頼も厚く、指導も兼務。 注入やたるみ治療など、豊富な経験が物を言う治療法を熟知しています。

大野 由実先生の治療が受けられるのはこちら

シロノクリニック恵比寿院

シロノクリニック恵比寿院

〒150−0012

東京都渋谷区広尾1-1-40恵比寿プライムスクエアプラザ2F

0120-114-422