オバサン顔の2大原因……「小ジワ」と「深いシワ」の特徴や対策方法は
公開日:2019/06/07 / 最終更新日:2022/05/20
顔にシワができると、一気に見た目年齢が上がり、オバサン顔になってしまうもの。そのような顔のシワには主に、肌の浅い部分にできる小ジワと、深い部分にできる本格的なシワの2つが挙げられます。今回は2種類のシワにスポットを当てて、それぞれの発生する原因や対策方法をご紹介します。
小ジワの特徴や原因
皮膚は一番外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。小ジワはこのうちの表皮にできるシワで、別名ちりめんジワとも呼ばれています。皮膚の薄い目元や口元に多くできる特徴があります。
小ジワの主な発生原因は乾燥です。表皮の表面にある角質層が乾燥すると、細かくひび割れたようなシワが発生します。
小ジワの対策方法
十分な保湿を心掛ける
小ジワの予防・改善には、保湿が何よりも効果的です。保湿力に優れているセラミドやヒアルロン酸などを含んだ化粧品を使い、肌の潤いを保ちましょう。
加湿器を使用する
空気が乾燥していると角質層の水分が蒸発し、小ジワができやすくなります。エアコンなどで乾燥した部屋にいることが多い場合は、加湿器を併用しましょう。
小ジワは比較的浅いシワのため、セルフで改善しやすいという特徴があります。こまめな保湿や乾燥対策を心掛けましょう。
本格的な深いシワの特徴や原因
本格的なシワは皮膚の真皮にまで達していて、比較的大きく深いのが特徴です。深いシワの主な発生原因は紫外線で、中でも紫外線A波と呼ばれるUVAの影響を受けています。UVAは真皮層にまで到達し、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊します。その影響で真皮が衰え、深いシワを引き起こしてしまうのです。
本格的な深いシワの対策方法
紫外線対策
本格的なシワの予防には、紫外線対策が有効です。深いシワの原因となるUVAは波長が長く、雲や窓ガラスを通り抜けて私たちに降り注いできます。曇りや雨の日、室内でも日焼け止めやUVカットグッズなどを活用し、UVAの影響を食い止めましょう。
レーザー治療
本格的なシワは、肌の奥にまで到達しているため、一度できるとセルフでの改善が難しくなります。もし深いシワでお悩みなら、美容皮膚科でのレーザー治療をお勧めします。レーザー治療は真皮層のコラーゲン生成を促すため、肌の弾力やハリの改善に有効です。
シワとひとことでいっても、深さや大きさ、改善のしやすさがそれぞれ異なります。できる前に的確な対策を立てれば、若々しい顔を保つことにつながるのです。顔のオバサン化を防ぐために、日々のこまめなケアを心がけましょう。