「毛抜き」が肌にもたらすダメージとは? デメリットと使う際の注意点
公開日:2018/10/12 / 最終更新日:2022/06/06
毛抜きでムダ毛を処理すると、剃り残しのようなチクチク感がないため、メリットがあるように感じる方も多いでしょう。しかし毛抜きでの処理は肌にかかる負担が大きく、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまうこともあるのです。
では、毛抜きを使うと肌にどのようなダメージが加わるのか、肌に優しいムダ毛処理をするためにも今一度手順を確認しておきましょう。
毛抜きが肌にもたらすダメージとは
≪毛穴を傷つける≫
毛抜きを使うと、ムダ毛が根本から抜けて綺麗になったように見えます。しかし、この時毛穴の内部からムダ毛を引っ張って抜いているため、毛穴に大きな負担をかけて傷つけてしまっているのです。このようなことをくり返していると皮膚が硬くなり、毛穴が目立つ原因になってしまいます。
≪埋没毛を引き起こす可能性がある≫
毛抜きで毛穴が傷つくと、その反作用として毛穴が塞がってしまうことがあります。皮膚の防御反応が働き、毛穴に膜が張ってしまうのです。すると、次に生えてくるムダ毛が表に出にくくなるため、毛が皮膚の中に埋まった埋没毛になってしまいます。
≪毛嚢炎を引き起こす可能性がある≫
毛嚢炎とは、毛穴に細菌が感染することで発生する皮膚炎です。毛抜きで抜いた後の毛穴は傷ついてバリア機能が弱まっているため、細菌に感染しやすいのです。毛嚢炎になるとニキビのようなブツブツができ、膿んでしまうこともあります。
≪色素沈着の原因にも≫
毛抜きでくり返しダメージを与えていると、その刺激や炎症によってメラノサイトが活性化し、メラニン色素がたくさん作られます。その結果シミのような色素沈着が発生し、その部分が黒ずんでしまいます。
また、肌のバリア機能が弱まると紫外線ダメージを受けやすくなるため、さらなる色素沈着を起こす恐れもあります。
毛抜きを使う際の注意点
毛抜きによるムダ毛処理は以上のようなデメリットがあるため、できれば他の方法で処理することをお勧めします。
どうしても毛抜きを使いたい場合は、以下のような方法で行いましょう。
ホットタオルで毛穴を開いてから抜く
毛の流れに沿って抜く
毛を抜いた後は肌を冷やし、保湿する
感染を防ぐために肌を清潔に保つ
以上、毛抜きを使う際のダメージや注意点についてお伝えしました。ムダ毛の自己処理方法はたくさんありますが、毛抜きでの処理は特に肌へのダメージが大きい方法です。「根元からムダ毛をなくしたい!」というのであれば、肌に負担の少ない脱毛を検討してみてください。