舌に口内炎ができる理由&早く治すためのコツ
公開日:2017/11/29 / 最終更新日:2019/08/08
口内炎ができると食事をするのも、つばを飲み込むのもつらいです。特に、舌に口内炎ができてしまうと涙が出るほど痛むこともあります。
なぜ舌に口内炎ができてしまうのか、その理由を知っておけばこのつらさを回避できるようになります。また、もし舌に口内炎ができてしまったときのために、早く治すためのコツも知っておきましょう。
舌にできる口内炎の種類
舌にできる口内炎には、大きく分けて「アフタ性口内炎」と「カタル性口内炎」の二種類があります。アフタ性口内炎は潰瘍ができるタイプで、カタル性口内炎は義歯や歯の詰め物などが当たって刺激となりできるタイプ。ほかに、ヘルペスや帯状疱疹ができるウイルス性の口内炎もあります。
アフタ性口内炎の原因は?
舌にできるアフタ性口内炎の原因は、色々考えられます。たとえば、ストレスや過労、寝不足などで免疫力が低下していると口内炎ができやすくなります。
また、偏った食事をしていてビタミン類が不足してしまうことも口内炎の原因です。
口腔内にはたくさんの細菌がいます。歯みがきやうがいをせずに口腔内の環境が悪くなっていると、細菌が増えて感染しやすくなります。もし、歯ブラシの刺激で傷がついてしまっていたり、熱いものを食べたり飲んだりしたときに火傷をしてしまっていると、そこから菌は感染しやすくなります。
さらに、歯磨き粉の中に入っている合成界面活性剤が刺激となって口内炎ができることもあります。
口内炎を早く治すためには?
まずはしっかりと休息をとり、栄養バランスのととのった食事を摂ることが大切です。口内炎にはビタミンBを摂ると良いといわれますが、それだけでなくビタミンAやビタミンCもバランスよく摂ったほうが良いでしょう。それから、口腔内を清潔に保つことも心掛けてください。できるだけ刺激の少ない歯みがき粉や抗菌性のある洗口剤を使って、歯みがきとうがいを1日3回行います。口内炎ができてしまっているときは痛みがあると思いますが、痛いからといって歯みがきやうがいを怠ってしまうと、口内炎の治りが遅くなります。
もし口内炎ができてしまっても遅くとも1~2週間で治るでしょう。いつまでたっても治らない、何度も同じところに口内炎ができるという場合は病院での診察を受けるようにしてください。何か病気が隠れているということも考えられます。