どっちが痩せる? ランニングとウォーキングのメリットを比較!
公開日:2018/02/05 / 最終更新日:2022/09/09
太ったことに気がついて焦ったときや、健康が気になって体重を減らそうと考えたときには「何か運動をしなきゃ!」と思いますよね。生活の中に取り入れやすく、技術もお金もかけずに始められる運動といえば「ランニング」や「ウォーキング」が挙がりますが、この2つの運動は一体どちらか体に良いのでしょうか。また、ダイエット効果が高いのはどちらなのでしょうか。
そこで今回は、ランニングとウォーキングの違いや、それぞれのメリットを比較してダイエットにはどちらの運動をすべきなのかをご紹介します。
「ランニング」と「ウォーキング」の違いとは?
ランニングとウォーキングはどちらも足を使って行う運動で、どちらとも次のような嬉しい効果が期待できます。
・有酸素運動…………体内に酸素を豊富に取り入れて健康効果が高い
・脂肪燃焼効果………蓄積した脂肪を燃焼させて肥満を改善する
ウォーキングとランニングは一見「早いか」「遅いか」で区別をしてしまいがちですが、全く異なる意味を持つ運動方法です。ウォーキングは左右どちらかの足が必ず地面に触れているように、ゆっくりと時間をかけて歩くことで、たくさんの酸素を体内に取り入れ、脂肪を燃焼させることを目的としています。腰や膝への衝撃を極力押さえることができるので、体重が多めの方や足腰が弱ったお年寄りの方でも毎日安心して継続して取り組めることができる運動といえます。
これに対してランニングは、運動量が大きいために消費カロリーが大きく、心拍に負荷をかけて内臓を鍛え、筋肉量を増やしながら素早いダイエットを実現することのできる運動です。ただし、足や膝、腰などに非常に負担がかかってしまうので万人向きとはいえません。
しかも慣れていないと張り切って速く走りすぎ、せっかくの運動が無酸素運動に近づいてしまうことも! カロリー消費量で比較するとランニングのほうが上ですが、脂肪燃焼効率はランニングよりもウォーキングのほうが高く、健康的なダイエットにはウォーキングの方が適しているといわれています。
「ランニング」VS「ウォーキング」それぞれを行うときの注意点とは
ランニングとウォーキングには、それぞれにメリットがあるので、ランニングを選ぶかウォーキングを選ぶかは自分の体の調子を見て決めましょう。また、どちらの運動もいきなり勢いよく始めるのではなく、軽い準備体操をして全身に血液を送り、筋肉を温めてから始めましょう。そうすることで怪我を防止するだけでなく、脂肪燃焼がスムーズに始まるようになり、ダイエット効果が高まります。運動前に取り入れたい準備運動をご紹介します。
<準備運動の方法>
1. 両足のアキレス腱を、充分に伸ばす
2. 片足ずつ太ももを胸に引き寄せて、伸ばす
3. 足を大きく開いて体を沈め、股関節の周りの筋肉を伸ばす
4. 両腕を大きくまわして、肩甲骨の周りの筋肉を伸ばす
ランニングはウォーキング前の準備運動は、下半身を中心に行うことがポイントになります。
ランニングやウォーキングを行うときには、猫背でダラダラとやっては意味がありません。背筋を伸ばして胸を張り、「脂肪を燃やせ!」と意識しながら足を動かして、ダイエット効果を上げていきましょう。