白ニキビが赤ニキビに変わる?ニキビの炎症が起きるメカニズム
公開日:2018/12/13 / 最終更新日:2018/12/13
ニキビが炎症を起こすと、治りにくくなる上にニキビ跡もできやすくなります。そうならないためにはできるだけニキビの炎症を抑える必要がありますが、そもそも炎症はどのうようにして発生するのかご存知でしょうか。ニキビを悪化させないためのヒントとして、炎症が生じるメカニズムや改善方法とチェックしてみましょう。
ニキビの炎症が生じるメカニズム
■まずは発生するのは炎症を起こしていない白ニキビ
ニキビは発生段階によって色や症状が異なります。まず一番始めにできるのが「白ニキビ」です。肌のターンオーバーの乱れによって角質が厚くなると毛穴が塞がれてその中に皮脂が詰まります。
この段階ではまだ炎症は起きておらず、赤みや痛みもありません。白ニキビのうちに正しくケアできれば、炎症を生じることなく、元の状態に戻すことができます。
■アクネ菌が増殖すると炎症を起こした赤ニキビに
白ニキビの段階で正しくケアできていないと、毛穴が塞がれたままになり、ドンドン皮脂が溜まっていきます。その皮脂をエサとするアクネ菌が異常繁殖し、炎症を引き起こします。
炎症を起こしたニキビは赤くなり、痛みを伴うこともあります。放っておくとさらに炎症が進むと膿が溜まった黄ニキビになってしまいます。
炎症ニキビの予防・改善方法
■白ニキビのうちに改善する
炎症ニキビを発生させないためには、白ニキビのうちに適切なケアをすることが大切です。優しく洗顔を行て皮膚の汚れを落としたら、抗炎症作用のあるスキンケアアイテムを使用しましょう。古い角質が溜まっている場合は、酵素洗顔やピーリングなども効果的です。
■赤にきびになってしまったら美容皮膚科へ
赤ニキビの改善には、殺菌作用のあるニキビ治療薬や炎症を抑える内服薬などが有効です。セルフケアでは限界がありますから、美容皮膚科にご相談いただくことをオススメします。
■生活習慣の見直しも心がけて
炎症ニキビの予防・改善には、生活習慣の見直しも欠かせません。睡眠不足やストレス、食生活の乱れなどは炎症が悪化する原因になりますから、規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけましょう。
肌のターンオーバーを促進するビタミンB群やビタミンCを意識して摂ると、さらに効果的です。食事からの摂取が難しい場合は、「BBデイリープラス」などのサプリメントを利用しても良いでしょう。
ニキビの炎症が悪化すると、色素沈着やクレーターなどもできやすくなります。キレイな肌を維持するために、炎症が起きる前の正しいケアを心がけましょう。