「帽子が薄毛の原因になる」ってホント?噂の真相とは
公開日:2018/09/21 / 最終更新日:2018/09/21
「帽子をかぶっていると薄毛になる」という噂話を誰しも一度は聞いたことがあるでしょう。しかしその噂が本当なのか、なぜそういわれているのか詳しく知っている方は多くありません。健康的な髪や頭皮を守るために、噂の真相や帽子との関わり方を知っておきましょう。
薄毛と帽子の関係とは
■頭皮が蒸れると薄毛の原因になる
結論からいうと、帽子が薄毛の直接的原因になるという医学的根拠はありません。しかし帽子を長時間かぶり続けると頭皮に負担がかかり、薄毛のリスクが高くなります。
その理由には、頭皮の蒸れが関係しています。帽子を長くかぶっていると頭皮が汗で濡れたままになり、雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。雑菌が増えるとかゆみや湿疹が発生するなどして頭皮環境が悪化し、薄毛を引き起こすことがあります。
■帽子には紫外線をカットするメリットも
頭皮の蒸れは薄毛リスクを引き上げますが、帽子をかぶることにはメリットもあります。それは紫外線カットできること。頭皮が紫外線を浴びると炎症が起きて薄毛の原因になることがあります。ですが帽子をかぶっていればその紫外線ダメージを防ぐことができるのです。
つまり帽子をかぶること自体は、頭皮に悪くありません。薄毛を防ぐためには帽子をいかに正しくかぶるかが重要になります。
つまり帽子をかぶること自体は、頭皮に悪くありません。薄毛を防ぐためには帽子をいかに正しくかぶるかが重要になります。
■通気性の良い帽子をかぶる
帽子による薄毛リスクを下げるためには、蒸れにくい帽子をかぶることが重要です。特に汗をかきやすい夏場は、麦わら帽子や麻でできた風通しのよい帽子を使用しましょう。
■かぶりっぱなしにはしない
いくら通気性がいい帽子を使っていても、かぶりっぱなしだと帽子の中が蒸れてしまいます。こまめに帽子をはずして湿気を逃がしたり、室内では外したりするなど、長期的にかぶらない工夫をしましょう。
■汗をこまめに拭く
帽子内の汗を放置していると雑菌が繁殖しやすくなり、薄毛の原因になってしまいます。汗をかいたらこまめに拭きとって薄毛のリスクを低減しましょう。
■頭皮を洗って清潔に
たとえ汗をこめに拭いていても、その日の夜には頭皮には汚れが溜まっています。薄毛を防ぐためには、シャンプーで毛穴の汚れをしっかりと落とすことが大切です。髪を洗うのではなく、頭皮を洗うことを意識しましょう。
■帽子も清潔に保つ
着用後の帽子には、汗や皮脂などの汚れが付着しています。洗えるタイプの帽子なら、こまめに洗って清潔に保ちましょう。麦わら帽子などの洗えない帽子は、硬く縛った濡れタオルで汚れをふき取り、風通しのよい場所でしっかり乾かすことが大切です。
帽子をかぶるとおしゃれの幅が広がるうえに強い紫外線もブロックできます。帽子と上手に付き合って、若々しくハリのある髪と頭皮を守りましょう。