女性でも遺伝によって薄毛になる?気をつけたいポイントとは
公開日:2018/06/20 / 最終更新日:2018/06/20
「遺伝性の薄毛は男性ならではのもの」というイメージを持つ方は多いでしょう。
しかし、女性であっても家族の中に薄毛の人がいると「女性の自分でも薄毛になるのでは?」と心配になることもありますよね。実際のところ女性でも遺伝によって薄毛になることあるのか、チェックしてみましょう。
女性も遺伝によって薄毛になるの?
結論から言うと、女性でも遺伝によって薄毛になることはあります。
しかし、そのリスクは男性に比べるとかなり低めです。遺伝で薄毛になる確率は、男性の場合およそ75%ですが、女性の場合は、およそ25%だといわれているのです。
たとえば男性の場合、父と母、どちらか一方が薄毛だと遺伝による薄毛になる可能性があります。しかし、女性の場合は、父と母、両方が薄毛でない限り遺伝による薄毛になる可能性はほとんどないと考えられています。
もし「遺伝性の薄毛かも?」と悩んでいるなら、まずは両親が薄毛かどうかチェックしてみましょう。父と母、どちらか一方でも薄毛でないなら、遺伝による可能性はかなり低いといえます。
女性の薄毛は、遺伝よりホルモンバランスの乱れによる影響が大きい
遺伝性の薄毛は、薄毛を引き起こす遺伝子を引き継ぐことで発生します。
しかし、たとえ薄毛遺伝子を引き継いでいても、必ず薄毛になるというわけではありません。女性の場合は、ホルモンバランスの乱れが薄毛の一番大きな原因になるといわれているのです。なぜなら、女性ホルモンの分泌が何らかの原因によって減少すると男性ホルモンの影響を受けやすくなるため。男性ホルモンのテストステロンが優位になることで、男性型脱毛症を引き起こしてしまうのです。
つまり、女性の薄毛の場合は、「遺伝かも」と心配してもあまり意味はありません。
女性ホルモンの分泌を促すことに専念した方が、薄毛対策に期待できるのです。
薄毛を防ぐために!女性ホルモンの分泌を正常化するには?
女性ホルモンの分泌は、生活習慣や食生活の乱れ、ストレスなどによって減少します。以下のようなことに気をつけて、ホルモンバランスの乱れによる薄毛の進行を食い止めましょう。
・十分な睡眠をとる
・バランスの良い食事をする
・体を冷やさない
・適度な運動をする
・ストレスを溜めない
特にストレスは、ホルモンバランスに多大な悪影響を与えます。ストレスを溜めがちなら、発散できるような趣味や運動をしたり、十分な休息を心がけましょう。また、薄毛を気にしすぎないことも大切です。
「薄毛なのは遺伝だから仕方がない」と諦めてしまっては、薄毛は進行するばかりです。まずは普段の生活習慣などを見直して、ホルモンバランスを正常に整えていきましょう。