むくみが原因で下半身太り!? むくみのメカニズムと対処法
公開日:2019/02/02 / 最終更新日:2022/05/27
夕方になると脚がむくんで靴下の跡がついたり、靴がきつくなったりした経験はありませんか? 脚がむくんでいると太って見えるため「なんとかしたい!」と思っている方も多いはずです。
今回は、むくみが起こる原因と対処法についてご紹介します。
むくみのメカニズムについて
「むくみ=水分の摂りすぎによるもの」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、むくみの原因はそれだけではありません。
・むくみはなぜ起こるのか?
むくみは血液中の余分な水分や老廃物が血管の外に染み出して、皮膚とその内側の皮下組織に溜まることで起こります。特に脚は水分が溜まりやすいのでむくみやすい部位のひとつですが、主な原因は水分の摂りすぎだけではなく塩分の過剰摂取も原因のひとつです。
体内の塩分濃度が上がると、体は通常よりも水分を蓄えて濃度を下げようとするため、むくみが起きやすくなってしまいます。
また、冷えによる血行不良もリンパの流れを滞らせてしまうのでむくみを招くことがあります。
・男性より女性の方がむくみやすい
むくみを感じる女性が男性よりも多いのは、皮下脂肪と筋肉の量が関係しています。
男性に比べて女性は皮下脂肪が多く筋肉量が少ないので、血液を全身に送る力が弱く血行が悪くなりやすいです。血液循環がスムーズにできなくなると、血液中の水分が皮膚や皮下脂肪に溜まりむくみやすくなります。
また、水分が脚に溜まりやすいデスクワーク中心の方やアルコールをよく摂る方、ストレスの多い方も注意が必要です。むくみは放置すると慢性化し、たるみや病気につながることもあるのでしっかりとケアしていきましょう。
むくみケアは生活習慣から!
むくみはマッサージや運動も効果的ですが、日頃の食生活や睡眠を変えることで予防することができます。
・塩分の摂り過ぎに注意
食事はスナック類やインスタント食品といった塩分を多く含むものを避け、塩分排出をサポートしてくれる栄養素を意識して摂りましょう。カリウムを含む栄養素はむくみに良いとされ、大豆や海藻類、きゅうり、トマトなどに多く含まれています。
・むくみにくい姿勢で睡眠
眠る時は血流を滞らせないように、膝からかかとの下にタオルや薄いクッションを置いて足元を心臓より高くするとむくみ予防になります。
また、枕の高さが合ってないと顔のむくみや肩こりなどを引き起こすため、自分に合った高さのものを使用しましょう。
脚がむくんでしまったらできるだけその日のうちに解消して、放置しないように気をつけてください。日頃から気をつけることでスッキリとした脚を手に入れることができます。
美脚を目指して生活習慣からむくみ対策を行いましょう。