実は良くないこともある?汗をかきにくい体質の原因とデメリット
公開日:2017/05/23 / 最終更新日:2017/05/23
汗をかきにくい体質だと、いつでもべたつかず爽やかに過ごせそうなイメージがありますよね。しかし、汗をかきにくい体質は決して良い面ばかりではありません。実はその体質には、様々なデメリットも潜んでいるのです。
では、一体なぜ汗をかきにくい体質になってしまうのか、その原因と対策方法を詳しく探ってみましょう。
汗をかきにくくなる原因とは
汗をかににくくなる原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・加齢
・水分不足
・汗腺の衰え
・冷たい飲食物や冷房で体を冷やしている
・運動不足で筋肉量が減っている
・自律神経失調症や甲状腺機能低下症などの影響
中でも女性に多いのが、体の冷えや運動不足による代謝の低下です。
上記のような原因で汗が出にくくなってしまうと、体には以下のような影響が現れます。
汗をかきにくいことで起こる影響
・冷え性、むくみの原因となる
汗をかきにくくなると、排出されるはずだった水分が体内に溜まってしまうため、冷えの原因になります。また、余分な水分を溜め込むことで、脚や顔のむくみも現れやすくなります。
・太りやすくなる
汗をかきにくい体質になっていると体ができるだけ熱を出さないようにコントロールします。すると低代謝状態が続いてしまい、太りやすい体質になってしまうことに。
・体臭が強くなる
代謝が低下すると動物性脂肪の分解が上手にできなくなり、体臭が臭いやすくなります。たとえ汗の量が少なくても、その分体の臭いが強くなってしまうのです。
・免疫力が低下する
汗をかかないことで体温が一定に保てなくなると、自律神経が乱れて免疫力の低下を招きます。すると風邪をひきやすくなったり、慢性的な疲れに悩まされたりといった体の不調を招きやすくなってしまいます。
良い汗をかくためには?
・汗をかく習慣を身につける
汗をかくことを嫌っているとドンドン汗腺が衰えて、ますます汗をかきにくい体質のなってしまいます。ウォーキングなどの有酸素運動をしたり、ゆっくりと入浴して体を温めたりして、たくさんの汗をかく習慣を身につけましょう。通常の入浴ではなかなか汗をかかない場合、半身浴や高温反復浴もオススメです。
なお、どんな運動や入浴をしても汗をかかない場合は、甲状腺機能低下症などの可能性があります。その場合は、早めの病院へ行き、適切な検査を治療を受けましょう。
・体を冷やしすぎない
暑い日はついつい冷たい飲み物や冷房で体を冷やしたくなりますよね。
しかし、体を冷やしすぎると代謝が低下し、汗が出にくい体になってしまいます。飲み物はできるだけ常温程度のもの、冷房は外気温との差が5℃以内の設定にしましょう。
いかがでしたか?
普段はあまり気にしない汗の量ですが、意外と私たちの美容や健康に深く関係しているのです。汗をかかないほうが楽と思わずに、良い汗をかける生活習慣を身に着けていきましょう。