タトゥーがあると保険に入れないって本当!?その理由と注意点
公開日:2017/05/16 / 最終更新日:2017/05/16
近年は、以前に比べると気軽にタトゥー(刺青)を入れる人が増えてきていますよね。手首や足首に入れるワンポイントタトゥーなどは、若い女性の間でも広い人気を集めています。しかし、実はタトゥーが入っていると生命保険や医療保険に加入できないことがあるってご存知でしたか?
今回は、タトゥーを検討する前にしっかりと覚えておきたい保険の加入に関わるリスクについてご紹介いたします。
タトゥーが保険加入時に問題になる理由とは
・反社会的勢力をイメージさせるため
保険会社は、被保険者が反社会的勢力と関係ないことを確認したうえで契約を結ぶのが基本です。しかし、タトゥーを見ると暴力団などの反社会的勢力を連想する方がいまだに多くいらっしゃいます。タトゥーのある人がサウナやプールなどの公共施設を使えないのも、おこ考えが残っているため。
つまり、たとえおしゃれ感覚で入れたタトゥーであっても、「反社会的勢力と関係がある可能性がある」と捉えられて、保険の契約を断られる可能性があるのです。
・肝炎感染の可能性があるため
タトゥーや刺青は、針をさして皮膚に直接着色していきます。その際に使用する針が万が一使いまわされたものだった場合、肝炎などの感染症にかかってしまう危険性も。そのリスクが、保険加入を断られる原因となってしまうのです。もちろん最近では、管理体制が整っていて感染症のリスクも減少していますが、このようなケースがあることも理解しておきましょう。
タトゥーがあることを隠していると…!
たとえ保険加入時にタトゥーの告知が必要なく、隠したまま加入できたとしても、保険金請求時に保険金が支払われない可能性があります。このリスクを避けるためには、タトゥーがある場合は告知し、そのうえで加入・保険金請求ができるかきちんと確かめておくことが大切です。
また、タトゥーがない時に保険に加入し、その加入中にタトゥーを入れた場合も、保険金が支払われない可能性があります。もし、タトゥーを入れる予定がある方は、保険加入時にしっかりと確認しておくようにしましょう。すでに保険に加入している状態なら、タトゥーを入れる前に問題が無いか問い合わせておくことをオススメします。
ただし、加入する保険会社によっては、タトゥーや刺青が入っていても加入できるケースも。何にせよ保険加入時にはタトゥーのリスクについて十分に確認・相談することが重要です。
いかがでしたか?
海外では比較的気軽に入れられるタトゥーですが、日本ではまだまだ多くのリスクがあります。安易に入れるのではなく、事前にしっかり下調べをして後悔しない道を選択してください。